魔術師のカードの意味

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チャンス|理解力|才能|コミニュケーション力|発端|学問|創造性|まやかし
解説
このアルカナのテーマは、意志とその行使です。正位置は、新新なアイデアや優れたテクニツクにより、道が聞けて行くことを意味しています。
逆位置は、アイデアの 凡庸さやテクニックの未熟さとそれによる失敗を意味しています。
魔術師は白いローブの上に赤い外衣をまとってテーブルの前に立っています。
机の上にはさまざまな道具が置かれています。(ワンド(棒)、ペンタクル(コイン)、ソード(剣)、カップ(杯)は火地風水の四大元素を象徴し、これらは小アルカナの4つのスートに相当します。)
彼は、単なる奇術師ではありません。彼の着ている白いローブと赤い外衣は聖衣であって、彼が聖職者であることを示しています。
ウエイト版に捕かれた魔術師は右手を天高く掲げ今にも何か儀式を始めようとしているかのようです。
このカードには背景がまったく描かれておらず、魔術師はあふれる光のなかにいま す。これは、彼が神的で超自然的な力に取り固まれていることを象徴しています。
探究心は尽きる事なく永遠に知識の高みを求めて努力を重ね続けます。コミュニケーション能力が高く、対人関係のみならず、神との交信までも試みようとします。万物創世の謎に迫り、自らも新しいものを創り出そうとする強い意志を持ちます。
ただ、できもしないのにできたように見せかけたり、トリックで目をあざむくようないかさまの魔術師もいないわけではありません。謙虚な求道者か、まやかしにすぎないのか、よく見極める必要があります。
正位置の
キーワード
- 創造的エネルギーに満ちている
- マルチな才能を発揮できる
- 華やかで周囲の注目を集める
新しいものを創り出す能力と、人を惹き付ける魅力
頭の回転が速く飲み込みもよいのですぐに新しいことをマスターできます。要領のよさがあり、効率よく成功への道筋を立てられるでしょう。想像力、応用力に優れ、新しいものを創り出す能力に恵まれています。話し上手で周囲の人を感動させ、注目を集める魅力的なタイプ。多才多芸で多方面に興味を持って取り組み、そこに実を結ばせる能力があります。
意志力、熟練、創造性、独自性、独創性、才能、たくみな表現力、奇抜なアイデア、巧妙さ、変化、ものごとの始まり、ものごとの第一歩、恋愛の始まり。新たな始まり、願望の表明、愛の衝動、家、財産、経済、未来。
環境の中で自分が必要とするものをなんでも引きつける力が生まれる。収入や給料が増加する。
意欲にあふれ、やる気十分。野心的。積極的な期待に満ちている。
金銭に関係すること、創造的な活動、新規プロジェクト、ベンチャー、自分の力で実行できるすべての試みでの成功。
新たな計画に着手。あるいは新たなパートナーとともに計画に取り組む。
逆位置の
キーワード
- 不注意な言動が失敗の原因に
- 調子に乗りすぎてしまう
- 気分屋で言動がコロコロ変わる
調子に乗りやすく、気分やヒラメキで行動しがち
つい見栄を張ってできもしないことをできると言い、自分の首を絞める結果になりがち。その場の気分やヒラメキだけで発言すると、いったんは周囲の注目を集めて人気者になっても、すぐ飽きられて苦労しそうです。何事にも計画性を持って物事を整理して考えないと、収拾のつかないことになります。落ち着いて熟考するクセをつけましょう。
詐欺、悪知恵、優柔不断、意志の弱さ、不適当、不安定、未熟、凡庸さ。未来の計画に対する臆病さ、消極的な態度。
アイデア不足やテクニック不足で失敗する。スタートが遅れる。見掛け倒し。
メモ
時間的変化
●正位置
なにかアイデアを思いついたり、それを巧みなテクニツクで実現したりしたりする。 新しいスタートをする。
●逆位置
準備不足だったり、アイデアを詰めることができなかったりして、物事をはじめるタイミングを逃す。