ペンタクルの10のカードの意味

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大きな富|莫大な富|財産|資産|成功|繁栄|安全|成長|増進|増加|利益
解説
このアルカナは、平和な環境を象徴します。正位置では、家族が集う情景から連想されるよい意味を、逆位置ではそのわずらわしさや単調さが焦点となります。
正位置では、生活や人間関係などの安定と繁栄を楽しむことを意味し、逆位置は惰性におちいったり、焦燥にかられたりする状況を意味します。
晩年を迎えた男性が、犬を連れて庭先に座っています。
彼は自分の子どもとその孫たちを眺めています。彼は自分が築き上げてきたものを回想しているのです。財産、地位、名誉、業績など。彼はこれらをすべて手にいれたのです。
彼が手にいれた資産や地位などが莫大なものであることを石造りのアーチと生い茂る葡萄の蔦が示しています。
アーチが石造りということは、彼の今日は一歩一歩着実に積み上げて築かれたものだということを示しています。アーチにからみついている蔦は成長の象徴です。
植物は自に見えるほどの早い速度で成長するわけではありません。しかし、いつのまにか生い茂り、みごとな花を咲かせます。
蔦はこのように目だたない地道な努力の象徴なのです。
正位置の
キーワード
- 一連の出来事がその結末を迎えつつある
- 友だち、家族、家庭に関係することでうまくゆく
- 家族の支援で恋愛がうまくゆく
努力が実り目標達成できる可能性
今までの努力や準備が実を結び、ますますの完成が見られるきざしです。周囲もその恩恵にあずかれることを示していますから、自分自身の目標達成だけでなく、誰かの成功によってうれしい展開がもたらされる場合もあるでしょう。それがー棺続や継承の意昧合いにもなっています。いずれにしても、そのことで一財産ができ、蓄財も可能になるでしょう。あとはそれをどのように活かすかが鍵です。ただ溜め込んでいるだけでは先の発展につながらないことも忘れずに。
大きな住まい、家柄、血統、家、家庭、家族、住居、友だち、コミュニティー、隠居生活。古い記録、古い写真集。毎日の生活費、家庭の問題。
気がかりなことや問題は取り除かれる。 新しいグループや人間関係が形成きれる途上にある。
逆位置の
キーワード
- 成り行き任せにしてしまう
- 財産など築き上げたものの維持が難しくなってくる
- やってきた事が十分に発揮できない
経済面・仕事面においての理想と現実の違い
ペンタクルの10が逆位置で現れると、達成や完成、蓄財や相続などの規模が小さくなることが、示されます。成功や相続も思ったほどではなく、むしろたいした結果は期待できないかもしれません。相続や継承が不調に終わり、不名誉な結末を迎えてしまったり自分自身の力の限界に落胆するような展開もあるかもしれません。ただしかえってしがらみがなくなってせいせいした、と考えられればそこから新しいスタートを切ることも不可能ではありません。
努力を怠る、日常の雑事に追われる、成りゆきまかせ、宿命、施しを受けるような生活。
浪費、損失。雇主と誤解、ケンカ、口論があるかも知れない。
メモ
時間的変化
●正位置
人間関係、日常生活の習慣、家、財産などの保守や維持管理に関係する活動をする。
問題を解決しようとして誰かを呼ぶ。
●逆位置
財産や人間関係などの維持において、なにかトラブルが起きる。 維持管理に必要な処置ができない。 成りゆきまかせにして浪費してしまう。