カップの4のカードの意味

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倦怠|ないものねだり|腰が重い|うんざりしている|退屈
解説
このアルカナは、不満を象徴します。このアルカナは、逆位置の方がよい意味になります。
遠景のないアルカナなので、正位置は人物に焦点が当てられ、逆位置は空中からのびる手が差し出しているカップに焦点が当たります。
正位置は、不満の多い状況に焦点が当たり、逆位置では、そのような状況からの出口が見えてくる状況を表わします。
絵柄の男は木の下にどっかりと座りこんで、気むずかしい顔をして腕組をしています。
彼は不満なのです。自分が理想としているものを手にすることができないのが不満なのです。
また自分がまるで理解されていない状況にも不満があります。
しかし目の前には選べるものがあることを3つのカップが表しています。
不思議なもので自分が不幸だ、と思えば思うほどますます不満がふくらみます。そして、不満が大きくなると、不幸もまたふくらみます。
不満と不幸はたがいに空気を送り込んで、どんどん大きくなるのです。
このことを空中から突き出てカップを差し出している腕が象徴しています。彼は心の中で問題をあれこれ考えて自分を納得させるための理屈をこねてみます。
しかし少しも解決にはなりません。
正位置の
キーワード
- 現状にマンネリ感を感じている
- 目の前にあるものに気が付いていない
- 興味のないことが億劫で後回しにする
面倒臭がらずに視野をひろげて一歩踏み出す気持ちが必要
今の状況に退屈していたり、マンネリを感じている状態を表します。毎日同じことの繰り返しだったり、興昧のないことをやらなければならなかったり。だからといって現状打破のために行動を起こすかというと、それも億劫で状況に甘んじている、という感じです。しかし、身の回りにはいくつかチャンスが隠れていそうですし、考え方によっては恵まれた環境にいる場合もあると言えます。いかに視野を広げ、発想を転換するかが‘鍵になってくるでしょう。
倦怠、嫌悪、不満、飽き。 人生の物質的側面。健康状態、寿命、脅迫観念、妄想、欲望、目的、能力、応用、適用。
のけ者にされる。不満足に感じる。幻滅する。人生に期待していたのに、出て来るものは悲しみ、不幸、悲嘆ばかり。
世間とその冷たさに飽きてしまう。人生に対する関心がなくなってしまう。
やることなすことうまく行かず、ことごとく失敗するように思えて来る。
逆位置の
キーワード
- 目の前のものに気がつく事ができる
- やる気はないけれど動かざるを得ない状況
- 初めての経験をするチャンスが訪れる
思い腰を上げなければいけない状況
いよいよ動かざるを得ない状況が迫ってきているきざしです。
ただしそれは「意欲的Hやる気満々」という感じではなさそう。ここのままでは行き詰ってしまうからしかたなく、という雰囲気が漂います。
でも、そこで一歩を踏み出すことが大切です。暗中模索の状態とはいえ、新しい展開が待っていて、そこにはチャンスや幸運のきっかけもあるでしょう。行動しながら目標を見定め、最善策を探っていくことで、満足な展開が得られる可能性が示されています。
新しい考え、新しい可能性、改革、社会改革、方向転換、新しい人間関係や環境、
目的を持つ、再婚、やり直し、理想に一歩近づく、協力者の出現。
気を取り直し、行動を整理する。そして、注意を集中しなければならないことや延期しておいたことに取り組む。願望のうち、物質に関することのいくつかがかなう。実際には十分なのだがあなたは感情的にはまだまだ足りないと感じる。
メモ
時間的変化
●正位置
この時期は、不満が高まり、何をやっても、満足感が得られない日々がつづく。こ れまでやってきたことが手につかなくなる。何の役にも立たず、目的もはっきりしな いことをきっぱりやめる。
●逆位置
この期間のどこかで、突然の幸運、運命の奇跡がまもなく起こる。精神に活気を与 え、明るくするようなたいへん楽しいことが起こる。絶望と灰色の日々のまっただ中 で、なにかすばらしいことが起こる。それは仕事、経済、恋愛生活に関係がある。