正義のカードの意味

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公式|正しさ|互角|ルール|均衡|無駄の排除|モラル|釣り合い|合理的|裁きと忠告
解説
このアルカナのテーマは、正義とバランスです。正位置では崩れていたバランスが回復され、被害が補償され、名誉が回復さることを意味し、逆位置ではバランスの回復により不当な利得が失われたり、バランスが崩れて、損失を被ることなどが暗示しています。
きびしく重々しい表情をした女性が、右手には剣、左手には秤を持って王座に腰掛けています。
彼女は二本の柱の聞に座っていて、彼女の後ろには垂れ幕がかけてあります。
彼女が量ろうとしているのは、あなたの人生です。
あなたがどれだけ自分を生かし、偽りのない生き方をしてきたかどうかを量っているのです。借り物の人生をいくら生きたとしても、それは彼女の厳正なる裁きで考慮、されることはありません。
どれだけ真の自己を実現したかということだけが、量られるのです。
人の生きる道において正義はもっとも尊ばれる美徳とされてきました。それは洋の東西を問わない考え方ですが、特に中世ヨーロッパでは、宗教的にも騎士道的思想からも、社会生活を送るうえで重要視されてきました。
人はつねにモラルを守り、常識的で公正な考え方をすべきであると。でも、それが正しいとわかっていても、なかなかそうはできないのが人情というものです。ついルール違反をしたり、偏見をもって物事を判断したり、また逆に厳密になりすぎて誰かを傷付けてしまう場合もあるでしょう。
道徳的な善悪の基準としての正義とは、重要ではあるけれど、とてもデリケートで扱いにくし、問題と言えます。
ウエイト版では、左手に天秤、右手に剣を持った女性が拙かれています。
天秤が裁き(釣り合いのとれた判定)、剣が忠告(強い力による進言)を象徴していますが、人物の明い、真面白な表情も見逃せません。
正位置の
キーワード
- 偏見や誤解のない平等な考え方
- 常識やモラルを厳密に守る
- 感情を交えず、物事が正常に進行する
正しい考えや常識をわきまえた行動に鍵が
公平、対等に接する心がけが信頼を勝ち取るでしょう。場合によつては貸し昔りをしても大丈夫そうです。やはり正しい考え方、常識を考慮した言動が、最後には幸運を運んでくれます。無駄をなくして合理的に仕分ける事が成功につながるでしょう。感情に走らず冷静に判断すべきときで、特に人間関係においては、それが信頼と山道を得る重要なポイントとなるでしょう。
公正、正義、正当性の主張、均衡、バランス、名誉、公平、裁判。
ゴールへの到達、法律上の問題、ものごとの決着、健康、時間の投資、因果関係。 運命があなたの人生のなかでどう働くのかを理解しようとすること。 なにが悪かったかを知り、正しい結論と正しい決断にたどり着く。 正当性が証明され、正当な報酬を受砂る。
自分のしたことが正当に評価され、それにふさわしい報酬を得る。 誰かが親切心あるいは寛大さからなにかをしてくれる。
逆位置の
キーワード
- 格差を感じる不釣り合いな関係
- 不平等・不公平がもたらす感情のもつれ
- 正当に認められない状況
急いで動かず時期を見極める必要がある
それは本当にあなたが正しいと思う考え方や行動ですか?
しっかり納得できていないとしたら、良心に従って考え直す必要があるでしょう。不釣り合いな関係は、結局破綻を迎えそう。この先の付き合い方やり方には慎重になるべきです。判断ミスをしないように、じっくりと考えなければなりません。今の状況にあせりを感じても急いで動くより時期を見極めることが大事です。
バランスを崩す、モラルの退廃、公正さを欠く、判断ミス、裁判で負ける、離婚、一方的な愛情表現、不正。
解決しそうにないジレンマや仕事上の課題に悩まされる。うまい解決の糸口がなく、ただ待つしかない状況。 運命の不公平さに失望する。
メモ
時間的変化
●正位置
すべての勘定は精算され、借入金は返済される。仮契約が本契約になる。
行き詰まっていた商談や金銭上の悩みはまもなく解決する。
●逆位置
なにか未解決の問題が残っているような気がする。なにか、まだ不公平な状態が残っているような気がする。
変化が起きるが、まだバランスが回復していないと感じる。