タロット占い研究所

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カードの正位置と逆位置について

2019年03月01日

最終更新日2019年04月08日

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タロットカードの意味にはポジティブなもの、ネガティブなものがあります。
これは、タロット占いを学んでいなくても、なんとなく絵柄から印象の良いものとそうでないものでわかるかもしれません。

例えば、太陽のカードのような明るい色合いのカードはパッと見てその色合いだけでなんとなく印象が良いですし、逆に塔のような絵柄自体が怖い印象のものであれば、直感的にネガティブなものと判断すると思います。

また、正位置だとなんとなくポジティブな印象がしたり、逆に逆位置で出るとネガティブな印象がするという人もいるかもしれませんね。

今回は、タロットカードで良く耳にする「正位置」や「逆位置」について少し書いてみたいと思います。

タロットカードの正位置・逆位置

タロットデッキは、現在のように印刷によって大量生産されるようになる以前は、1枚ずつ手書きで作られていました。
それは美術品のように価値が高く、絵画のような扱いを受けるものもあったと言います。

このように絵柄の美しさが特徴のカードには、明らかな上下の区別があります。
占者に向かって天地が正しければそれは正位置とされ、逆向きならば逆位置となります。
正位置と逆位置ではそれぞれ解釈が異なってくる、というのがタロット占いのベーシックな決まり事のようになっています。

正位置は良い印象、と捉える方が多いと思いますが、カードによっては逆位置の方が良い意味合いのものもあったり、たとえ逆位置であっても良い意味合いが少しだけ弱まるだけでそれほど意味に違いがないものなど様々です。

正位置でも逆位置でも解釈は変わらないという考え方もある

占う人によっては、リーディングに、このカードの正逆を採用しないという方もいます。
正位置で現れようと、逆位置で現れようと同じカードなのだから解釈は同じであるという考えで、タロットカードの正逆を採用するかしないかは、意見が分かれるところでもあります。

わたし自身は、ネガティブなカードが出た時にそれが逆位置だと少しホッとしたり、とても良いカードが逆位置で出るとなんだか残念な気持ちになる事もあり、気持ち的にやはり正逆を一緒の意味とするこ事は感覚的に難しいなと思っています。

しかし、タロット占いが一番大事にする部分が占者の感覚やインスピレーションである以上、人によって解釈や捉え方が違っても自然な事だと思います。

タロットカードを学んでいくうちに、正逆はあまり関係ないと感じるのであれば、正逆は採用しなくとも良いのではないでしょうか。

ワンオラクルなど少ないカードで占う場合の正逆

ワンオラクルは、1枚のカードでサッと占う方法です。
その手軽さは、タロット占いの初心者にはリーディングの練習に向いていますし、毎日の運勢を占うのにも適しています。

1枚のみで占うワンオラクルでは、正逆をあまり意識せずにカードそのものの意味でリーディングする事もあります。

本サイトの自動占いではワンオラクルを採用していますが、解釈している先生方の中でも正・逆についてはみなさん考え方が違うようで、ご自身の経験からその解釈をされているように感じます。

カードの意味と出来事を照らし合わせる

正位置・逆位置を採用してもしなくても、どちらが正しいという事はないという事はわかりましたが、いざ自分が人を占うようになった時にどちらを採用するかはとても悩ましいところです。
質問者とのやりとりなどから、臨機応変に対応しても良いとは思いますが、やはり自分の経験を活かしていけると説得力も出てきます。

先ほどワンオラクルはとても手軽で練習に良いスプレッド(オラクル)であると説明しましたが、毎日ワンオラクルで自分の運勢を占う事で、その日にあった出来事と照らし合わせていく事ができます。

スマホのメモ帳やカレンダーなど、気軽にメモを取れる状況を作り、その日に出たカードと印象をメモしておくと、その日の終わりに1日を振り返りながらカードの意味と出来事を見直せます。
この時、メモに正位置か逆位置かも残しておくと、解釈に役立つ紐付けができるかもしれませんね。

かくいう私も、ブログ記事を書かせていただくようになってから、知識を深めていかなければいけないなぁと思い、毎日ワンオラクルでその日を占うようになりました。
毎日のワンオラクル占いは、大アルカナだけで使っているのですが、一辺倒な解釈をしがちなカードの意味をもう一度見直したり、正・逆を意識する良い練習になっています。

まとめ

今日は、正位置と逆位置についての考えを書いてみました。
どの回の記事でも書いていますが、タロット占いは占う人のインスピレーションや感じ方を大事にします。

本来のカードの意味もとても大切ではありますが、カードをパッと展開した時にひらめいた印象を大事にしながら解釈していけると良いなと思っています。
そのためには、やはりベースとしての最低限の知識は必須だと思いますので、日々学んでいきたいです。

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この記事を書いた人

ななつき

見習いのななつきです。
2011年からタロットカードを学び、練習しています。
のんびり勉強中ですので、まだまだ知らないことの方が多いのですが、マイペースに学びたいと思っています。
数年前から休み休みですがブログや掲示板で無料占いの依頼を受けながら勉強しています。
こちらでも練習を兼ねた公開鑑定を受け付けておりますので、興味のある方は是非ご依頼ください。

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