【友情や愛】 類似する意味をもつカードの区別
2019年03月30日
最終更新日2019年04月08日
今回は、タロットカードの中でも「友情や愛」を意味するカードをピックアップして解説していこうと思います。
恋愛占いでこれらのカードが出ると、その恋愛を象徴するカードになります。
複数枚出た時には、少し解釈に悩みますが、これらのカードが出ると、占っている恋愛の性質をリーディングもしやすくなります。
友情や愛の意味を持つカード
今回取り上げる「友情・愛」を意味するカードは以下の9枚です。
早速それぞれの「友情・愛」を解説してみます。
女帝(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
女帝は母性愛の象徴です。
成熟した女性がもつ愛を象徴しています。
もし未婚の女性にこのアルカナがあらわれた場合、乙女から成熟した女性に変わる事を意味します。
つまり結婚をする可能性を示唆している、という解釈になります。
恋人(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
恋人のカードは、選択という大きな意味がありますが、恋愛を占っている時に出た場合には、フィーリングの一致を意味します。
相性が良く、波長が合う、という意味合いです。
片思い占いで出た場合、現在は友達のようでもあり、今後恋人に発展するであろう可能性が大きいと解釈します。
正義(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
正義のカードには「契約」という意味合いもあります。
恋愛占いでこのカードが出た場合、結婚を意識し始めていると捉えます。
結婚が両者の誓いをして結ばれる事を考えるととても自然な解釈です。
共通のルールのもとで関係者が双方の関係を取り決める、つまり第三者も関わってくるところはこのアルカナの特徴です。
この後ソードの2の解釈も似たものになりますが、その違いに注目したいところです。
ワンドの3(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
ワンドの3は信頼を意味します。
共通の理想を共有したもの同士の固い誓い、と捉えます。
結婚を意識したり、もしくは恋人としてのお付き合いがスタートすると考えても良さそうです。
カップの6(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
カップの6は哀愁カードと言われており、思い出や過去の出来事に関する解釈をすることが多いアルカナです。
恋愛を占っている時に出ると、同じ経験や思い出を共有するという関係をあらわします。
ワンドの3が未来の目標や理想を共有する関係なのに対し、カップの6は過去や思い出を共有する関係であることに注目します。
もしかしたら、恋愛で占っている時に出たら、お二人は幼馴染や古い付き合いの関係かもしれませんし、お付き合いが始まれば長い付き合いになるという事かもしれません。
カップの2(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
カップの2はいわゆる男女の愛を表しています。
カードの絵柄からも、男性と女性とはっきりと性の違いを見ることができます。
男性と女性の関係、と捉え、身体の関係に発展する可能性もあると読み取って良いでしょう。
ソードの2(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
ソードの2は2つの力の均衡を意味します。
2人の人間が、それぞれの主義や原則を変えることなく、うまくやって行く方法を見つけることができるという意味です。
このアルカナは、主義や原則を一致させるという事を意味しているわけではありません。
お互いを尊重しあった関係であり、自分のやり方を譲る事はありません。
正義のカードでは、お互いが同じやり方を共有し合うのに対して、ソードの2ではバランスを取りながら歩んでいく必要があるという違いがあります。
ペンタクルの5(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
ペンタクルの5は望むところからは愛情を得ることができず、別のところから好意を得る事を意味します。
本命の相手はなかなか振り向いてくれないのに、相談に乗っている友人とは良い関係を築いていけるというような状況でしょうか。
恋愛ではありませんが、失業してから職業安定所のありがたさを知る、というような、失ってから気がつくありがたさという読み取り方もあります。
ペンタクルの3(正位置)のカードの意味する恋愛・友情
師弟関係などの上下関係を意味するカードです。
師弟愛と呼ばれるものになりますが、学校の教師と生徒の関係や職場の上司と部下という関係はこれには含めません。
華道や茶道など、技術を継承する師匠のような存在とその弟子という意味合いです。
恋愛・友情のカードの意味を掘り下げてみて
今回は「恋愛・友情」に関するカードをピックアップしてみました。
一見恋愛とは関係のないようなカードでも、結婚を意味している事がわかります。
ワンドの3の未来の共有と、カップの6の過去の共有の違いなどは、とても興味深いなと思いました。
これまでは通り一遍の解釈ばかりしていましたが、少し奥行きのある解釈ができそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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この記事を書いた人
ななつき
2011年からタロットカードを学び、練習しています。
のんびり勉強中ですので、まだまだ知らないことの方が多いのですが、マイペースに学びたいと思っています。
数年前から休み休みですがブログや掲示板で無料占いの依頼を受けながら勉強しています。
こちらでも練習を兼ねた公開鑑定を受け付けておりますので、興味のある方は是非ご依頼ください。