タロットカードとオラクルカードの違いについて
2019年04月15日
最終更新日2019年04月15日
タロット占いをする人なら、もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんね。
占い師の方々の占術を見てみると、タロットカード以外にも占星術や四柱推命、数秘術なども利用して相談者の悩みを様々な方面から占っている方が多く見られます。
その占術の1つに「オラクルカード」というものがあります。
今回は、オラクルカードとタロットカードの違いについてと、タロット占いに加えてオラクルカードを活用する例をまとめました。
記事を担当してくださったのはKAZUKO先生です。
KAZUKO先生のプロフィールや担当した無料占いは記事の最後で紹介しています。
早速タロットカードとオラクルカードの違いについて見ていきましょう。
オラクルカードとは
大きな書店に行くと、さまざまなカードが売られていますが、タロットカードとオラクルカードはどう違うの?と疑問に思われたことはありませんか?
今回は、タロットカードとオラクルカードの違いについてご紹介していこうと思います。
タロットカードで有名なのは、ライダーズ版とマルセイユ版です。
タロットカードは枚数が決まっていて、大アルカナが22枚、小アルカナ56枚の計78枚で構成されています。
大アルカナ22枚のみで販売されているカードもあります。
小アルカナはワンド、ペンタクル、ソード、カップの4つのスートで構成されています。
詳細については、このサイトでも詳しく解説されていますね。
タロットカードは1枚1枚のカードについて、決まりごとの意味があり、デザインがあります。
例えば、運命の輪について、ソードのエースについてなど、ライダーズ版とマルセイユ版が大きく意味合いが異なることはなく、ある程度の意味の決まりごとがあるというのが、大きな特徴です。
その意味合いに基づいて、占者がインスピレーションを図りながら、リーディングしていきます。
タロットと書かれているカードのほとんどが、ライダーズ、またはマルセイユのデザインを元に作られたものです。箱や本の題目にタロットという文字が入っています。
対してオラクルには「神託」という意味があります。
オラクルカードのテーマはそれぞれに設定されていて、神様、天使、妖精、ユニコーンやマーメイド、自然やパワーストーン、動植物など種類は多岐にわたります。
枚数やデザインも自由に設定されています。
販売されている箱や書籍にオラクルという文字が入っているもの、または~からのメッセージ、~の為のメッセージと書かれているものがオラクルカードです。
オラクルカードにはそれぞれ異なるテーマがあるので、一番答えが欲しいジャンルのオラクルカードを選ぶことが一番のポイントです。
そして絵柄が好きなカード、解説書の感じが親しみやすく、アドバイスがしっくりくるものを直感で選ぶのもおすすめです。
直感力はオラクルカードを駆使する上で、一番大切なポイントですので、まずはご自身の直感を信じて、オラクルカードを選んでみてください。
オラクルカードのリーディングについて
インスピレーションでリーディングするということについては、タロットもオラクルも共通なのですが、タロットについては、複数の枚数のスプレッド(並べ方)の位置に決まりごとがあり、デザインだけでは意味が把握しにくいことから、ある程度の事前の学習が必要になってきます。
もちろん、解説書を読みながら、初めてでもリーディングすることは出来ますが、事前に学習をすることによって、よりスムーズに、深いリーディングが出来るようになるのは間違いありません。
その点、オラクルカードは知識がなくても気軽に引いて、カードのデザインと解説書からすぐにメッセージ性を受け取りやすくなっています。
その点はオラクルカードの魅力です。
タロットカードとオラクルカードの最も大きな違いは、タロットカードは人生において誰もが経験する大きな出来事から、日々の細かい暮らしについてまで、大まかな現在、過去、未来という時間軸、相手の気持ち、自分の気持ち、潜在する気持ち、影響力、行動性、アドバイスなど、人生の物語を多岐に見せてくれます。
その中には、現実性に基づいた、少し厳しく感じるメッセージもありますが、場合によってはその厳しく感じるアドバイスが、より人生をプラスに変えてくれるアドバイスとなるのです。
対してオラクルカードのメッセージ性の基本は「癒し」と「アドバイス」です。新しいことを始めたい時、人生の道に迷った時、よりよい方向に進みたい時、オラクルカードに相談すると、神様や天使、妖精からのメッセージを通じて、優しく背中を押してくれるような存在です。
心配事やもやもやすることがあって、元気づけられたいなぁと思う時に、オラクルカードは強い味方になってくれます。
オラクルカードから明確なメッセージをもらうためのポイントは、質問を明確にすることと、主語を自分にすることです。
例えば気になる人がいて、「○〇さんは、私をどう思っていますか?」などの質問はちょっとオラクルカードには向かないかもしれません。
「○○さんのことが好きなのですが、思いきって告白してもいいでしょうか?」と具体的に質問を自分主体にしてみると、よりメッセージが得られやすくなります。
タロットカードとオラクルカードを使った占いの例
タロットカードとオラクルカードを組み合わせて占うと、より精彩にメッセージを得られやすいと思っています。
毎朝、一日の大まかな運勢の1枚引きをデイリーガイダンスというオラクルカード、エンジェルタロットの22枚の大アルカナ、そして78枚のライダーズ版のタロットカードの3種類で1枚引きをしています。
エンジェルタロットカードでは、一般的に恐怖を抱かせがちなカードの代わりに独自の絵柄と解釈を採用しており、オラクルカードとタロットカードの良いとこどりのようなカードです。
エンジェルタロットについての詳しい解説は今回は割愛させていただきますが、相談者にタロットカードの怖い印象を感じて欲しくないという方はエンジェルタロットを手に取ってみるのもおすすめです。
不思議なことに、出るカードのデザインや色合い、メッセージ性が似通ったカードになることが多いですし、意味が異なるカードが出ても、1日の終わりに振り返ってみますと、それぞれに思い当たることがあるのも感じています。
以下は「デイリーガイダンスというオラクルカード」「エンジェルタロットの22枚の大アルカナ」「タロットカード」それぞれを1枚引きしたデイオラクル占いです。
デイオラクルの3枚は、すべて白い馬が象徴として出ていて共通していました。
自分の思い通りに事が運べるという意味と、真ん中の白い馬はタロットでの正義のカードをあらわし、公平で誠実な判断が下されるという意味になります。
このカードが出た日は、嬉しい出来事の多い充実した日になりました。
オラクルカードは毎朝引く1枚引きにも適したカードであることは間違いありません。
ご自分の好きなデザインのオラクルカードを選んで、好きな天使や妖精からメッセージをもらうことは、1日を有意義に過ごすためのパワーの源になってくれます。
オラクルカードはワンオラクルに適したカードであることに間違いないと言いましたが、もちろん複数のスプレッドでリーディングも出来ます。
タロットカードで具体的に占った後の背中を押してもらうようなアドバイスとしてオラクルカードの1枚引きをしてみるのもお勧めです。
以下は「今年1年の自分のするべきことなど自分への振り返り」をオラクルカードをアドバイスカードとして占ってみた結果です。
(カップのペイジの逆位置)まだまだ考えが甘い
(ペンタクル8の逆位置)修行がまだまだ足りない
(ワンドのエース)なにか新しいことを始める
アドバイスのオラクルカードは少しずつ状況が良い方向に変わっていく、と解釈しました。
私自身もまだまだリーディングについていろいろ思案しているところもありますが、これからもタロットカードとオラクルカードを駆使して、より深いリーディングをしていきたいと思っています。
オラクルカードのソーティングや、保管、浄化の仕方については、タロットカードとほぼ同じですが、オラクルカードの簡単な浄化方法として、タロットカードとは少し異なる浄化方法がひとつあります。
それは、一番簡単な浄化方法なのですが、利き手と反対側の手でカードの束を持ち、利き手で一番上のカードをノックするようにカードを軽く叩く浄化方法です。
その動作でカードがクリアになるところをイメージしながら行ってください。
その他の詳しい浄化方法については、このサイトのコラムの「タロットカードの扱いについて」に詳しく紹介していますので参考にされてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
記事で紹介したカード類
KAZUKO先生が担当した自動占いとコラム記事
この記事を書いた人
KAZUKO
タロットカードを使用した占いは人生のさまざまな局面での選択やお悩み事のアドバイスなど決断のサポートをしてくれるツールです。
私もタロットカードに日々感謝しながら占っています。
みなさまに幸せになるためのヒント、アドバイスをたくさんお届けしたいと思っています。
ブログにも是非遊びに来てください。