タロット占い研究所

タロット占い研究所

大アルカナの意味

タロット占いに関するコラムです。

プロのタロット占い師によるコラムからプロを目指している見習いのコラム、公開鑑定などもあります。

公開鑑定は希望者を定期的に募集しています。

 

希望者はボタンをクリックして依頼してください。
鑑定は抽選になります。

 

公開鑑定を依頼する



愚者のカードの意味

イメージ

自由奔放にわが道を切りひらく|0からのスタート| 無鉄砲| 直観力|大胆|自由奔放|可能性|直感力|冒険|旅

解説

このアルカナのテーマは、無知の知、利口者の愚かさです。このアルカナは、正位置がよい意味を表わします。このアルカナは、現状がもはや自分の成長や目的に役に立たなくなったという予感を表わしています。
 

正位置では、その予感にもとづく直観 的な行動が成功につながることを意味し、逆位置はそれが失敗につながることを意味します。

 

1人の若者が崖から空中に一歩足を踏み出そうとしています。若者は天を見あげているために、自分が崖から一歩踏みだそうとしているのに気づいていません。犬は後ろから警告を発しています。犬は、若者を止めようとしているのでしょうか、それとも自分もついて行きたいといっているのでしょうか?
この構図には、2つの意味があります。

 

1つは、文字どおりの愚か者という意味で、もう1つは精神的な目覚めを経験して、新しい道へ一歩踏み出そうとしている者という意味です。

 

絵柄の中の犬は、現状への愛着や周囲の人々の善意を象徴しているように見えます。
これは決断をひるませる感情とも、足元を見なさいという警告とも解釈できます。

 

崖から一歩踏み出す若者は、真理をつかむかもしれません。しかし、何も知らない世間の人々は、愚かな行為だと思うことでしょう。

そして、この絵に描かれている犬のように善意から彼を止めようとするでしょう。当人にとっでは重要な意味をもった決断なのですが、人生においての突然の進路変更は周囲の人々には理解できないことなのです。

 

世間の人々は、「たくさん知っている人」を賢者と言い、「知識は少なくとも信念を持つ者」を愚者と呼ぶようです。しかし、真実はその逆なのだと、このカードはさとしているのです。

正位置の
キーワード

  • 前進する勇気が与えられる
  • 独創性が成功の鍵になる
  • 無邪気さ、無欲さから周囲のバックアップを得られる

人生における重要な岐路を暗示

思い込みや先入観を捨てて、本当に自分が望む方向を目指すべきときの到来を告げています。周囲の目や常識より自分自身を信じることが大切。結果的に正しい選択ができたと納得するためには、注意深い配慮と、全力を尽くす覚悟が必要です。あなたの無心で頑張る姿が魅力となって自然と人を惹き付け、支援者が現れるきっかけとなるでしょう。

信念、希望、信頼、充足。高次元のアイデア、より明るい明日の可能性。選択、個人的努力、運命への宇宙のエネルギーの流入。もはや自分の成長や目的に役に立たなくなった場所から去ることで、成功を手にすることができる。本当に必要としているものは必ず与えられる。ただし、それは想い描くような形でやって来るとは限らない。希望を誰にも明かしていないのに望んでいたものが到着する。
後になってから自分が大胆な賭けに成功したことに気がつく。

逆位置の
キーワード

  • 不注意や投げやりな態度が原因で失敗
  • 無責任さや無計画からのしっぺ返し
  • 根気のなさが招く中途半端な結果

楽観的な態度で失敗を繰り返したり選択を誤る

落ち着きや緊張感のなさが 目立つきざし。考えの甘さが露呈して 、うまくいくいことも行かなくなる可能性が。無責任で反省の色もなく、同じ失敗を繰り返してしまうことになる、最良の選択ができず、後悔することになるかもしれません。その時の気分や思いつきでなくしっかりした説得力ある考え方をする必要があります。

愚考、まちがった道を行く、軽率な恋、不安定、気まぐれ、独りよがり、根拠のない自信、無謀な冒険、遍歴、無職、風まかせ、協調性がない。 いま始まったばかりの仕事をやり遂げることができないのではないか、自分の力量を超える大きな仕事になるのではないか、思った以上に骨のおれる仕事になるのでは ないかと不安になる。
コントロール不能の事態を収拾できない自分の非力さに失望する。悪いことにミスを連発する。
自分の考え通りにやらないで、人の意見を聞いたばかりに失敗する。

メモ

それまでの考え方にこだわらず、別の角度、広い視野で課題に向き合う心がけを。
自分の殻を突き破ったところに満足のいく結果・嬉しい展開が待っています。

 

時間的変化

●正位置
時が経つにつれて、パズルの断片が次々と正しい位置にはまって行く。 こうでなければいけないとか、こうあって欲しいというかたくなさを捨てなければならないときがくる。そのような考えをきっぱりと捨て去る。 どんなものがあらわれても大丈夫という確信が生まれる。
充分に報われ、感謝されるような研究、方法、文書に関係する創造的な企画に着手する。

 

●逆位置
行動の方向が誤っていたことに気づく。 行動のタイミングをまちがえる。
まだ準備ができていないのに、あせって行動を起こす。

 タロット占い研究所
愚者のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についての新しいシリーズです。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味はカードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは、恋愛に特...

魔術師のカードの意味

イメージ

チャンス|理解力|才能|コミニュケーション力|発端|学問|創造性|まやかし

解説

このアルカナのテーマは、意志とその行使です。正位置は、新新なアイデアや優れたテクニツクにより、道が聞けて行くことを意味しています。
逆位置は、アイデアの 凡庸さやテクニックの未熟さとそれによる失敗を意味しています。

 

魔術師は白いローブの上に赤い外衣をまとってテーブルの前に立っています。
机の上にはさまざまな道具が置かれています。(ワンド(棒)、ペンタクル(コイン)、ソード(剣)、カップ(杯)は火地風水の四大元素を象徴し、これらは小アルカナの4つのスートに相当します。)

 

彼は、単なる奇術師ではありません。彼の着ている白いローブと赤い外衣は聖衣であって、彼が聖職者であることを示しています。
ウエイト版に捕かれた魔術師は右手を天高く掲げ今にも何か儀式を始めようとしているかのようです。

 

このカードには背景がまったく描かれておらず、魔術師はあふれる光のなかにいま す。これは、彼が神的で超自然的な力に取り固まれていることを象徴しています。

 

探究心は尽きる事なく永遠に知識の高みを求めて努力を重ね続けます。コミュニケーション能力が高く、対人関係のみならず、神との交信までも試みようとします。万物創世の謎に迫り、自らも新しいものを創り出そうとする強い意志を持ちます。

 

ただ、できもしないのにできたように見せかけたり、トリックで目をあざむくようないかさまの魔術師もいないわけではありません。謙虚な求道者か、まやかしにすぎないのか、よく見極める必要があります。

正位置の
キーワード

  • 創造的エネルギーに満ちている
  • マルチな才能を発揮できる
  • 華やかで周囲の注目を集める

新しいものを創り出す能力と、人を惹き付ける魅力

頭の回転が速く飲み込みもよいのですぐに新しいことをマスターできます。要領のよさがあり、効率よく成功への道筋を立てられるでしょう。想像力、応用力に優れ、新しいものを創り出す能力に恵まれています。話し上手で周囲の人を感動させ、注目を集める魅力的なタイプ。多才多芸で多方面に興味を持って取り組み、そこに実を結ばせる能力があります。

意志力、熟練、創造性、独自性、独創性、才能、たくみな表現力、奇抜なアイデア、巧妙さ、変化、ものごとの始まり、ものごとの第一歩、恋愛の始まり。新たな始まり、願望の表明、愛の衝動、家、財産、経済、未来。
環境の中で自分が必要とするものをなんでも引きつける力が生まれる。収入や給料が増加する。
意欲にあふれ、やる気十分。野心的。積極的な期待に満ちている。
金銭に関係すること、創造的な活動、新規プロジェクト、ベンチャー、自分の力で実行できるすべての試みでの成功。
新たな計画に着手。あるいは新たなパートナーとともに計画に取り組む。

逆位置の
キーワード

  • 不注意な言動が失敗の原因に
  • 調子に乗りすぎてしまう
  • 気分屋で言動がコロコロ変わる

調子に乗りやすく、気分やヒラメキで行動しがち

つい見栄を張ってできもしないことをできると言い、自分の首を絞める結果になりがち。その場の気分やヒラメキだけで発言すると、いったんは周囲の注目を集めて人気者になっても、すぐ飽きられて苦労しそうです。何事にも計画性を持って物事を整理して考えないと、収拾のつかないことになります。落ち着いて熟考するクセをつけましょう。

詐欺、悪知恵、優柔不断、意志の弱さ、不適当、不安定、未熟、凡庸さ。未来の計画に対する臆病さ、消極的な態度。
アイデア不足やテクニック不足で失敗する。スタートが遅れる。見掛け倒し。

メモ

時間的変化

 

●正位置
なにかアイデアを思いついたり、それを巧みなテクニツクで実現したりしたりする。 新しいスタートをする。

 

●逆位置
準備不足だったり、アイデアを詰めることができなかったりして、物事をはじめるタイミングを逃す。

 タロット占い研究所
魔術師のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についての新しいシリーズ第二弾です。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味は、カードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは恋...

女教皇のカードの意味

イメージ

普遍的|純潔|精神性の高さ|無意識の英知|バランス|潔癖|神聖|秘められた真実

解説

このアルカナのテーマは、未来に関する啓示です。正位置は、隠れたものがあらわになり、それがよい結果を生むことを意味し、逆位置は、はっきりしていたものが、 突然不明瞭になるという変化や、突然未来に関することの啓示が与えられることを意味します。
 
このカードに示される女教皇は、実際のカトリック史には存在しません。女教皇というのは伝説上の存在で、古代の月の女神が姿を変えたものだという人や、古代エジプトの女神イシス(Isis)だという人もいます。

 

女教皇は、儀式用の服を着た賢い女性として描かれています。彼女は、一冊の巻物を手に持って、二本の柱の中央に腰掛けています。二本の柱の聞には垂れ幕がかかっています。

 

彼女は、神の啓示を地上に伝えるチャンネルを象徴します。彼女が持っている書物にはTORA(トーラ)と書かれています。これは律法の書と呼ばれているものです。

 

彼女の後ろの立つ2本の柱はこの世とあの世を表しており、2つの世界を結びつける霊知の象徴として描かれています。彼女が象徴する数字は2です。それは対立あるいは相補するあらゆる二つの原理を象徴します。柱が白と黒に塗り分けられているのも対立する2つのものを表しています。

 

また、タペストリーのザクロ(女性性)とシュロ(男性性)の両極を描くことで、バランスの大切さを示しています。ベールで半分隠された巻物トーラは少しだけめくれ、「大切なことのすべては見えない。秘められた部分にこそ目を向けるべき」と暗示しているかのようです。

 

正位置の
キーワード

  • 直観力や洞察力の鋭さ
  • 知的で重みのある発言
  • バランスの取れた知性
  • 知性で勝利を得る

自分を見つめ直せば新しい可能性が生まれる

自分の気持ちを正面から見つめ直すことで自分らしく、進むべき道が選択できます。第一印象や直感を大切にすることを大事に。何事にも大騒ぎせず、不言実行を心がけるべきです。誰かにへつらったり煽びたりするのは得策ではありません。毅然とした態度で対応します。偏りのないバランスを考えた言動がポイント。

理解力、深い学識、突然啓示される未来、清純さ、聡明さ、知性、遠慮、深い内面待つこと、学ぶこと、理解、吸収すること、応用すること。いらいらがつのる。ひきこもり、距離をおき、はなれていたくなる。直感的な判断をくだして、後になってから、その判断は正しいものだと言うことがわかる。
意外な仕事や副業のチャンスがくる。
賢明なキャリアの選択により、個人的に・職業的に・金銭的に恩恵を受ける。
専門的な知識が評価される。
助けは必要な時にやってくる。しかしそれは全く予期できない。自体は予期している方向とは全く違う方向に展開する。しかしその結果に満足することになる。
よみがえった過去の記憶によってショックを受ける。

逆位置の
キーワード

  • 神経質で緊張感をもたらす
  • 思い込みの激しさからの誤解・失敗
  • うわべばかり気にし、大切なものを見失いがち

精神的な不安定さからくる思慮のない言動に注意

ちょっとしたことで機嫌が悪くなったり、嫌昧を言って相手を傷付けてしまいます。どれだけ自分自身が損をするのか気付きもせず、ヒステリックに相手を非難し、口コツに不満を態度や表情に表すでしょう。反面、相手のお世辞を真に受けてうぬぼれることがあります。そうした状況に陥らないように、思慮深さと自分の言動に責任を持つことの重要さを告げています。

晩婚、わがまま、思慮に欠げる行為、官能的な享楽、根気がなくなる、表面だけの知識、精神的に不安定になる。まったく先行きが見えなくなる。
計画は、無期延期される。再開がいつかは、まったく分からない。決まっていたことが急に暖昧になる。
自信過剰で失敗する。

メモ

時間的変化

 

●正位置
はじめは、なにも変化が起きないように感じる。実際、この時期にはそのような兆 候はどこにも見つからない。しかし、突然物事はスムーズに流れ出す。おどろくよう
なことがある。予感に満ちて、静かに待つ。

 

●逆位置
未来がまったく読めなくなる。なにか変動があるような気がするが、予測がつかな い。そのため、さまざまな心理的な防衛を行う。

 タロット占い研究所
女教皇のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についての新しいシリーズ第二弾です。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味は、カードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは恋...

女帝のカードの意味

イメージ

生命力|繁栄|妊娠と出産|女性性|生産性|浪費|美しさ|母性|独断|豊穣|結婚|依存

解説

このアルカナのテーマは、あらゆる意味の豊かさです。正位置では、その具体化がよい結果がもたらすプラスの意味を表わし、逆位置はそれが過剰になった場合にもたらされるマイナスの意味を表わします。
 
女帝は屋外にいます。彼女は豊かで満ち足りているように見えます。女帝のカードは豊穣と繁栄をもたらす母性の象徴です。

 

あらゆる命を生み出し育む母性を象徴し、女性としての最高位に位置するのが女帝です。
気品に満ち誇り高く、それでいて見返りを求めない純粋な愛情を注ぐ母のような存在。その生命力や豊かさ、繁栄は比類なく、美しさとたくましさをあわせ持つ、人を惹き付けずにはおかない魅力の持ち主です。

 

その反面、独断的で周囲を意のままに動かそうとし、束縛しようとするマイナスの力を表すことがあります。
豊かさゆえの浪費や過保護による依存関係など、行きすぎやでしゃばりが失敗を招き、状況を台無しにすることもあります。あり余る豊かなエネルギーを上手に使いこなすには、知恵と経験が必要です。

ウエイト版では、たっぷりしたローブをまとい、ゆったりと腰かける女性が描かれています。ローブの模様は果物。背後の木々と流れる小川、前面には穀物が黄金色に実り、堂々とした女性の表情など細部まで豊かさやゆとりが感じられます。大地は黒く、ただの土のように見えます。しかしその中には、たくさんの植物の種子がかくれています。

 

彼女が象徴するのは数字の3です。3は新しいものを創造することで対立する2つの原理の緊張を調停する統合の原理を象徴します。

 

彼女は植物を大地から芽生えさせ、秋になると枯れさせてしまうカを生み出します。彼女は子供の保育者、母性であるとともに、暗い冥府から生命を引き出したりまたそこへ送り帰したりする母なのです。大地そのものである彼女から生命を芽吹かせるのは次の皇帝の力です。彼女は皇帝の力を受け入れる準備を整えています。

正位置の
キーワード

  • 豊かに包むこむような愛情
  • 安定しておりリラックスできる
  • 居心地の良い環境
  • 努力に対して繁栄と豊穣がもたらされる

幸運や成功はすぐ近くに

努力が実って、よりよい成果が現れる時期が近づいてきています。今のまま継続していくとよいでしょう。恋愛や結婚に関してうれしい展開が期待できます。細かいことにこだわらず、おおらかな気持ちでいることが大切です。身近な人への配慮や優しさが、あなた白身にプラスとなって返ってくるでしょう。目の前のことに一生懸命取り組めば必ず結果はついてきます。

豊かさ、実り、芸術、芸能、ペット、妻、女性的魅力、母、結婚、発展、繁栄、妊娠、出産、収穫。
豊かな土地、よい土地、美術。積極的行動より受身の姿勢。
感情、気持ち、内的な衝動、直感、気が合う、趣味の一致、社交、セクシーになる、目立つこと。積極的な態度でのぞめば成功がやって来る。

目標を決めるときには、直感を大切にし、心が感じるとおりにすること。
自然や屋外に関することはすべて吉。
直感的に情報を総合することができるようになり、一歩成長する。
ものごとの展開は着実だがゆっくりしている。
ややスローに感じるかも知れないが、そこには必ず成功するという保証がある。もうこれ以上考えるのはやめようと決心し、リラックスして楽しむことにするときが来ている。
緊張をときほぐしてくれるような感情的、肉体的なはげ口を見つけて、幸福になる。

逆位置の
キーワード

  • 自己主張が強い
  • 強引なところがあり空気が読めない
  • でしゃばりで押し付けがましくお節介による迷惑
  • 依存しすぎ・頼りにされすぎることで破綻する

落ち着いて対策を考えたい時期

今やろうとしていることが本当に自分のためになるのか、周囲の迷惑にならないか、今一度考えてみる必要がありそうです。イライラして周囲に八つ当たりするのは禁物。自己主張するより、控え目な態度が有益です。知らないうちに浪費に走りがちですから、経済状況を見直して無駄を省きましょう。欲張りすぎるとかえって損をしてしまいます。必要以上を求めないのが無難。

ぐずつく結婚や恋愛、生産力の低下、迷い、甘え、過保護、無駄が多くなる、浪費、停滞、ぜいたく、肥満、自分本位、中絶、流産。
人生になにかが欠けていて、なにかが失われていることに不満を感じる。
なにか創造的なことや意味のあることを見つけてそれをやって満ち足りた気分を味わおうとするが、それが何かわからない。
欲しいものはすべて手にいれたのに、なんとなく不満がたまる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
実りと収穫の時になる。夢や可能性に過ぎなかったものが、具体的な形をとりはじめる。
考えるときではなく、情熱に身を任せ、感覚的な喜びと母性の開花を楽しむとき。

 

●逆位置
正位置の状況が過剰になった状態。 情熱に翻弄され、感覚的喜びに溺れてしまう。母性は、放漫さに変わる。

 タロット占い研究所
女帝のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についてのシリーズ第二弾です。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味は、カードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは恋愛に特...

皇帝のカードの意味

イメージ

威厳|リーダー|勇気|安定|権力|指導者|独立心|社会性|責任感|父性|闘争心|支配|勇ましい|勢力

解説

このアルカナのテーマは、計画性や建設的ビジョンです。
正位置では、その充満がもたらすプラスの意味を表わし、逆位置はそれが過剰、不足、濫用された場合にもたらされるマイナスの意味を表わします。
 
王冠をかぶり手に王杖を持った壮年の人物が描かれています。彼の座る玉座には羊の頭が描かれています。
背景の岩山と燃えるようなオレンジ色の空が印象的です。魔術師は、光の神ミトラと契約することで力を授かり、それを自由自在に操ります。

 

この皇帝のカードは女帝のカードで描かれていた女帝の夫にあたります。
威厳に満ちた力強いリーダー、権力の象徴です。

 

何事にも積極的に立ち向かっていく勇ましい心と経験豊かで優れた統率力をあわせ持つ指導者として申し分のない人物と言えます。
皇帝のカードナンバー(4)は、この世界を構成する4大元素「火地風水」を示し、彼がもっとも安定し、完成された王国に君臨する権力者であることを物語っています。

 

しかし、その一方で、彼には国を守る責任や、支配者ゆえの孤独感も付きまといます。
時には横暴で頑固な一面が見られたり、独裁的な態度に出ることもあるでしょう。けれど、その強い信念と責任感は揺るぎません。
闘争や生命を象徴する羊のレリーフや、勇気や情熱を表す赤い衣装からも皇帝のみなぎるパワーが示されています。

正位置の
キーワード

  • 自らの力で欲しいものを勝ち取る
  • 積極的に困難に立ち向かう
  • 力強く、積極性のある行動

考えを巡らせて積極的に動くべき時

今は守りより攻めの姿勢を大切にしたい時期。弱腰になっている場合ではありません。しかしやみくもに動くのではなく、頭脳プレーも肝心。
知性を駆使して理性的な判断をする努力が求められます。悩みやピンチは一人で抱え込まず周囲に相談しましょう。全力でサポー卜してくれる人物が現れます。周囲を昧方に付けて目標達成を目指す時です。

実行力、力、指導力、決断力、権威、父、妻子ある男性、支配力、目的達成カ、リーダーシップ。
建設、形成、具体化、現状を変化させるものや人の出現、新たなパートナーシップや関係や人生にはいる機会の出現。
あらゆる種類の取引で大いに繁栄する。着手したすべての仕事を成就する。
自分ができると思った以上の成果を達成する。
壮大な計画、新たな基盤の形成、大きな決断をくだすこと、大胆な決断、これらすべてに成功する。
突然の進展、幸運、仕事や経済に関する突然の好機到来に対して、大胆な対応をする。
捜し求めていることに対し、たいへん有益な人物があらわれる。ほとんどすべての望みを成就する。
リーダーシップが確立される。

逆位置の
キーワード

  • 感情的になって周りと衝突し、周りを振り回す
  • 同性と衝突しやすい時期
  • いつまでも権力にしがみつく
  • 後人に道を譲らずトップに居座ろうとする

冷静に考え、実利を優先する時

本当に自分が正しいか冷静に考える必要があります。
プライドに執着して意地を張っていないか客観的に判断しましょう。それによってもたらされるデメリットを推しはかることも大切です。前例や時代遅れな考え方に振り回されず、今必要なのはリーダーシップなのかチームワークなのかを見極めましょう。
全てを一人で背負い込まず周りの力を借りることも大切です。

未熟、無力、頼りにならない人物、指導力の欠如、過信、過労、ワンマン、独裁的、無理な計画、人に頼る態度、融通や機転のきかない態度。
好機が到来しても、それをつかむことができない。指導性や統率カを発揮すべきときに、それが発揮できない。
未熟さや無能さをさらけ出してしまう。立場や面子を守るために、周囲を力ずくでおさえようとして、信頼を失う。
機転や融通がきかないために、周りがついてこなくなる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
大胆な決断をして、積極的に行動をしなげればならないときがくる。思想的な指導力、統率力が試される。

 

●逆位置
過信や強情きが原因で抜きさしならない事態に陥ります。 現在の立場や面子を守り抜かないといけないような状況になる。

 タロット占い研究所
皇帝のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についてのシリーズ第二弾です。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味は、カードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは恋愛に特...

法王(司祭)のカードの意味

イメージ

秩序|教育|寛大さ|道徳|しきたり|慈悲|モラル|社会性|組織の頑固さ|誠実さ|許容

解説

このアルカナのテーマは、規則の遵守です。
このアルカナは、現状を維持しようとする力や規則を守らせようとする力を象徴しています。
正位置では、これらの力との接点が見いだされることに焦点が当たり、逆位置では、接点が見つからず、立ち往生 する状況に焦点が当てられています。
 
法王が二人の司教になにかを授けています。人々を正しい方向へと導く、精神面での権威を象徴するのが法王です。

 

威厳と同時に寛大さや包容力、誠実さ、優しさといった、人が心地よく感じる雰囲気を備えた人物です。
権力によって相手を怖がらせるより、素直に心を聞かせる法王は、人を罰するためではなく、神の御名において祝福するための存在です。

 

その祝福とは、人の弱さや罪をすべて赦し、愛を与えること。それにより人々は自分を肯定的にとらえ自然と普行を心がけるようになります。つまり宗教的な面だけでなく、人が本来持つ蒋き精神や道徳心を育み、豊かな人生のために大切なことを教えてくれる父性の象徴とも言えます。

 

前方の二名は僧侶で、祝福を求めて訪れたようです。
彼は、社会の中でいかに行動す ればよいかその方法を教えています。この二人の僧侶は社会の象徴であり、法王は社会のルールを象徴しています。

 

法王の数字5は星形(ぺンタグラム)で表わされます。ぺンタグラムは人間的なものの象徴です。

正位置の
キーワード

  • 信頼できる助言を得られる
  • 適度な距離を保ちながらの交流
  • 頼りになる人物との出会い、アドバイスを得ることで安心感を得られる

自分を認めることの大切さを暗示

モラルや伝統を守って地道に行動することで幸運をつかめる時期。
悩みや問題は一人で抱え込まずに信頼できる人に相談する事が大切です。頼りになる年長者が力になってくれるはずです。自分を卑下したり過小評価しないことも大切です。思い切って周囲に心を開くことで自分は一人ではないと安心できるはず。
また、間違いを素直に正す心も大切です。

慈悲心、親切、忠告、善良、アドバイス、同情、慣習にしたがう、頑固、忍耐、現状を維持しようとする力、規則を守らせる力。
地位の確立、組織化、グループ結成、構成、恋愛・仕事などで助げてくれる人物、真実や理解や新たな考え方の探求、新たな機会。
過去にぶつかった見えない壁が消滅し、まもなくよりよいチャンスが訪れる。それは、もっと望みに近いところ、以前に開拓した経路とは全然ちがう経路からやって来る。

逆位置の
キーワード

  • 役に立たないアドバイス
  • プライドの高さが邪魔をする
  • 柔軟性に欠ける杓子定規な対応

自分に正直になる事で道がひらける

自分にとっての最大の敵は、ほかでもなく自分自身です。良心に恥じることなく、中途半端に妥協せず、物事を進めていくことが大切です。
人の口車に乗らないよう、気を付ける必要があります。
偉そうな事を言っている人に限ってたいしたことはない場合も。相手に嫌われることを恐れて甘い顔をしていると、しっぺ返しが。多少なりとも厳しい態度に出る必要がありそうです。

視野が狭い、弧立、援助が打ち切られる、無信仰あるいは狂信的になる、誤りに気がつかない、不活発、立ち往生。 見えない壁がいっそう厚くなったような気がする。 状況は、ますます見えなくなる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
当面、現状を無理に変えようとすべきではない。
終盤になると、これまでの障害や見えない壁が何なのかがはっきりする。

 

●逆位置
なにかの障害にぶつかり、前進が阻まれてしまう。しかも、それが何なのかがつかめない状態がつづく。

 pinodello.heteml.net
404 error - File Not Found

恋人のカードの意味

イメージ

ひらめき|恋人同士|SEX|ハーモニー|魅力|ロマンス|選択|誘惑|情熱|相思相愛|娯楽|不安定

解説

このアルカナのテーマは、選択です。このアルカナは、選択の時が来たことを象徴しています。
正位置では選択の結果が正しかったことを意味し、逆位置は選択に誤りがあったことを暗示しています。

互いに愛し合う恋人たちと、その恋愛や情熱を示すこのカードは、もちろん愛情関係で大切な意味を持ちます。ロマンチックな恋愛関係や二人だけの世界、恋の行方など、恋愛に関するさまざまなことを知る手がかりになるでしょう。

しかし恋人たちの絵柄の構図は、恋人たちが中心ではなく、太陽を背景にした天使が中心となる構図で、意味も「選択の時」という意味が中心です。名称が 〈恋人たち〉だったために、数々の誤解を生んでいます。

 

恋愛問題だけでなく、人間関係や娯楽、趣味に関する事柄も暗示する場合があり、カードの意味するところをしっかり読み取る努力が大切です。
どのような問いかけに対てし、どの位置にこのカードが現れたのかに注目しましょう。

 

ウエイ卜版では、聖書に登場するアダムとイヴを思わせる裸の男女と、二人を祝福するかのように両手を広げた天使が描かれています。
神との約束に背き、エデンの園を追われる運命の二人は、選択を間違ってしまったのでしょうか。

正位置の
キーワード

  • 純粋な愛情
  • 共に行動することによって得られる成功や幸せ
  • 互いに惹かれ合う関係
  • 愛し合う可能性

不確実な未来・選択の重要性

ヒラメキを大切にして選択や判断をすることで、うまくいくでしょう。選択の自由が与えられますが、そこには責任も生じてきます。互いに純粋な気持ちから相手を必要とし、相手の幸せを願っています。さまざまな誘惑がありそうですが、それに惑わされないことが大切です。
また、趣味や娯楽の幅が広がって、楽しみが増えるでしょう。ただし未来の行方は不確実です。

選択の時、コミュニケーション。突然の予測できない変化、おもしろい経験、恋愛、友情、あたらしさ、結婚、幸福な交際のはじまり、共同、出会い、試験、選択、認められること、無邪気、魅力。選択は正しかったと分かる。正しい選択。
宝くじが当たる。避けられない結果に悩むが、結果的に(自分ではそうとはしらずに)適切な決心と適切な行動をすることになる。あるいは、誰かがあなたから問題を取り除いてくれたり、事態が変わり、問題そのものが消滅することもある。

逆位置の
キーワード

  • 誤った選択をしてしまうことで苦しみが生まれる
  • 相手を信用できない
  • ライバルの出現・愛情関係の破綻

疑心暗鬼が原因で後悔することに

気持ちが不安定になって、悪いことばかりを考えがちです。偏った見方をしないよう、客観的な判断が必要になるでしょう。
状況がどうであれ、気のゆるみが大きな後悔の原因になりそう。慎重な判断を。
ずる賢い人物が近づいてきているきざしですが、不安にさせられる言葉に惑わされてはいけません。周囲に敵を作らないよう、穏やかな対応を心がけることです。

無頓着、選択できない、誘惑、気まぐれ、本腰が入らない、見通しの甘さ、選択の誤り。 判断の決め手が見つからず、選択できない。優柔不断にしているうちにチャンスを逃してしまう。

メモ

時間的変化

 

●正位置
このまま続けるべきか、新たな別の方向に進むべきか選択をする。
もはや孤独ではない。社会的な隔絶感や阻害感はまもなく消える。

 

●逆位置
仕事や恋愛では、予期しない問題にぶつかり、予定していたより遅くなってから合うことになる。

 タロット占い研究所
恋人のカードの解釈(恋愛編)
タロット占いの解釈についてのシリーズ第二弾です。このシリーズでは、初心者にも身近な大アルカナのカードについて1枚ずつ掘り下げていこうと思います。カードそのものの詳細な意味は、カードの意味のコンテンツをご用意しておりますので、このシリーズでは恋愛に特...

戦車のカードの意味

イメージ

作戦|克服|前進|勇気ある行動|征服|独りよがり|勝利|強い意志|事故|服従

解説

このアルカナのテーマは、征服です。このアルカナは、なんとか事態をコントロールしようとする様子を表わしています。
正位置では、それに成功しつつあるようすが暗示され、逆位置には、その格闘が今後もつづくことが暗示されています。
 
若い男が、鎧を着て、王冠をかむり、手には王杖を持って、二頭だての馬車に乗っています。
彼はカがあり、自信に満ちているように見えます。このカードは7番目で、彼は女帝と皇帝から生まれた子供であり、彼は(恋人たち)で示される神聖な選択決定を正しく行うことによってのみ、救済されるという運命を定められた存在です。

 

戦車は、人生が実は光の天使たちと閣の悪魔たちの戦いの場であることを象徴しています。
彼の馬車を引く二頭のスフインクスのうち白い方は、光の導きと正しい意志を表わし、黒いスフインクスは悪魔の誘惑と彼の欲望を表わしています。スフィンクスは、「運命の神秘は誰もわからない」ということの象徴ですから、この戦いの勝敗がどうなるかは、わからないということを暗示しています。

 

彼の着ている鐙は、彼の仮面(ペルソナ)を表わしています。ペルソナとは、人聞が他人にみせる顔のことです。彼は、表向きには、カづよく見えますが、内面にははげしい葛藤があるのです。そのことを鎧が象徴しています。

 

背景に描かれている町は、社会の象徴です。町はいろいろな人間的なことを意味しています。

 

このカードの持つ数字7は、七大天体(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)を意味します。

 

アストロロジーでは、目に見える七大天体のうち、太陽、月、水星、金星、火星は個人生活を司り、木星と土星は社会生活を司り、自に見えない天王星、海王星、冥王星は無意識を司るとされています。これらが、彼の運命に影響を与えることが、戦車の天井の覆いに星が描かれていることが暗示しています。

 

困難や孤独をものともせず、あらゆる障害を乗り越えて目標日向かっていくたくましい若者の象徴であるこのカード。
ハードな仕事をやり通すタフな心身の持ち主で、どんなに難しいことにも、こうと決めたら積極的に立ち向かっていきます。

 

問題を釆り越え、望みを成就するためには、たくさんの努力と忍耐が必要になりますが、それだけのパワーは十分備わっています。ただ、高い志や精神性が失われると、衝動的で無謀な行動に走る恐れもあります。自分の持つエネルギーをしっかりコントロールし、有効に発揮しなくてはなりません。

正位置の
キーワード

  • 障害を乗り越えるパワー
  • 自分の考えを主張し思い通りにする
  • 着実に歩みを進め、やがて勝利を手にする

守りより攻めの姿勢を

立ち止まらずに前進することで道がひらけ、物事がうまくいくでしょう。短期集中で頑張り抜くと、功を奏するきざしです。有言実行を心がければ、成功を手にできるときでもあります。目標に向かって作戦を実行する絶好のチャンスですから、今行動に出れば、満足のいく結果が得られるでしょう。障害が逆に闘志をかき立て、成功へと導きます。ただし、考えを見透かされないように注意することです。

困難の克服、征服、勝利、奮闘。意志、野望を成し遂げる。自己反省、再評価、見直し、感情的決断、あれかこれか、混乱した事態。どんなにがっくりきても、失望しても、いらだっても、やめないで、このままやり続りることが最上の結果を生む。
もう少しで峠を越えるところまできている。

逆位置の
キーワード

  • 目標を見失ってやる気を失う
  • 突然訪れる計画の頓挫や挫折
  • 周囲からのアドバイスを無視して空回りする

計画の見直しや的確な判断を

今計画していることをもう一度、冷静に見直すことが賢明です。衝動的に行動して、失敗しないように気を付けましょう。つねに状況を客観的に把握するよう心がけることが大切です。自信がなくなったら一度立ち止まってみるのもよいでしょう。信用できる人のアドバイスを求めたり、経験者の話を聞く謙虚な姿勢を持ち、あせらず、投げやりにならず粘り強さを発揮するのです。

コントロールが利かない状態、暴走、スキャンダル、事故、失敗、逃避、早合点、悪戦苦闘、足踏み状態、故障。誰かとの会話、争いなどがもとでトラブルが起きる。助けが欲しいときに助けが得られない。突然アイデアや価値あるものが潰れ、幻想が崩壊し、失望する。
すべてを放り出したくなる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
もうこれ以上ふんばれないと思ったとき、突然事態が好転する。 かたくなな態度、ぎくしゃくした関係、不愉快な経験などは、終わりを告げ、新しい展望と見通しが生まれ、事態は急速によい方向へと展開し始める。

 

●逆位置
状況はますます混沌とし、不穏なものになる。信念やポリシーを守り通すことが難 しいと感じる。信念がぐらつき、状況に圧倒されてしまいそうになる。

力のカードの意味

イメージ

熟練|上手に手なずける|訓練|持続力|和解|誠意|長い間のチャレンジ|活力|根気|愛

解説

このアルカナのテーマは、勝利に向けた毅然たる決意です。
正位置では、それがよい結果を生みはじめることを暗示し、逆位置では、まだそのような決意が固まっていない状態や、決意が弱いために忍耐がつづかないことを意味しています。
 

花飾りをつけた若い女性が、ライオンの口をつかんでいます。
彼女はライオンの口をつかんでいるにもかかわらず、平静で落ちついているように見えます。ライオンは錬金術では、燃え上がる欲望と言われ、荒れ狂う本能的欲望を象徴するのに用います。

 

彼女は、普通の人ならば屈してしまうような、自分の中の欲望や暗い情念をコントロールする力を表わしています。
彼女は、自分の影に勝つ力、劣等感を克服する力、思い出したくない過去を振り返る勇気、醜い自分の真の姿に対面する勇気などを象徴しているのです。

 

 

ライオンの口に手をかけるのは、たいへん危険なことです。ライオンに手をくいちぎられるかも知れないからです。このアルカナでは、自分の内面にある暗い影と対決する勇気を、このライオンの口に手をかけるということで象徴しているのです。

 

 

このような決意をなぜ女性で象徴しているのでしょうか。このような力を生み出すものは、正しい知識です。
真理を知っているということが、彼女に自信と確信を与えているのです。「知る」ということは、相手を受け入れるという行為です。それで、女性で象徴しているのです。頭上の∞は導かれた者を意味します。

 

 

彼女の力は、静かでゆるぎない確信です。このような確信は、必ず目的を達成します。そのことを背景の山が象徴しています。彼女の頭の花飾りは、彼女で象徴される勇気を讃えています。彼女は、ライオンを殺そうとしているのではありません。手なづけようとしているのです。そのことを、手元にはさんでいる花輪が示しています。

 

 

愛情と誠実な姿勢をもって相手と向き合うことで心を聞かせる、言わば「穏やかな力」。もちろんそれには大いなる忍耐と恨気が必要となりますが、そうして結ばれた絆は強固です。互いの信頼に基づく関係は、しなやかでも強い力を相手に及ぼし、より大きな力を獲得することができるのです。

 

 

ウエイト版では武器を持たない女性が、有限の王であるライオンをいとも簡単に手なずけている様子が怖かれています。
ライオンは「皇帝」の衣装と同じく闘争心を表す赤で表されていますが、女性の表情は穏やかで、ライオンも心地よさそうに女性を見上げています。力のカードでありながら、猛々しい若者でも威厳ある王でもなく、女性を描いているように、このカードは哀の意味での「力とは何かを暗示しているのです。

正位置の
キーワード

  • あきらめずに根気よく続けることで良い成果が得られる
  • 自分を信じチャレンジする事が幸運の近道
  • 控えめな姿勢が味方を増やし成功の手助けとなる

穏やかな気持ちでいると良い時期

恐れたり先を考えて悲観することはありません。無心で取り組むこと、穏やかな気持ちを保つこと、それか、自分自身の能力を最大限に引き出し、成功を引き寄せる鍵となるのです。高い山を登るときのように、万全な準備と熟練が必要です。あせらずに経験を積むのも良いでしょう。強い自己主張より、相手の心に寄り添う姿勢が大きな力をもたらしてくれます。

内面的力、精神の肉体への優位、信念、徳性、大恋愛。束縛からの解放、自由、独立。
仕事、経済、家族に関係する状況を変えたいと思う。
度胸、毅然とした態度、霊的な不屈の精神、忍耐、努力。不可能を可能にする。

リーダーシップ、カリスマ、指導的立場につく、周囲の者をリードする。スケールが大きい、力を大いに発揮する。正しいと思うと最後までやり通す。反対があってもやり通す。
すべての困難を乗り越えることになる。なにものも今の前進を阻むことはできない。内的な剛毅さ、堅牢さをすでに持っている。
この困難を克服する過程で、精神的な力が強化され、ものごとを達成する力とコントロールする力とを得る。

大きな努力をして、逆境をはねのりる。その過程で、求める成果を達成し、反対や対立を克服し、展望や計画で他の人々を圧倒することができる。
ものごとの視界は明瞭になる。

逆位置の
キーワード

  • おごりにより好機を逃してしまう
  • 自信のなさを隠すために強気に出ると失敗する
  • 考えすぎて前に進めなくなる

訓練や経験を積む時期。自信が着くまでは忍耐の時

その判断その行動は大丈夫?どの程度リスクが潜んでいるか、今一度確かめる必要があるでしょう。自信がないのが本心なら、素直にそれを認め、訓練や経験を重ねることです。そうして自信を育てることが先決です。考えすぎも、ときには自分の足を引っ張る原因になります。どこまで考え、どこから行動に移すか、身をもって経験することが第ーです。

無理、実力不足、欲望に負ける、努力を怠る、忍耐がつづかない、集中できない、あきらめる、自信がない、弱さ、チャンスを逃す。恋愛、ビジネス、精神の停滞にひどく失望する。
本能に負ける。過信、あせり、うぬぼれ、強がりが破綻を来す。
しょせん、実現しない夢、高望みだったとあきらめる。自分の限界を知る。

メモ

時間的変化

 

●正位置
試練の時が、次第に終わりに近づいて行く。出口に見える明るい光が次第に大きく なってゆく。
まもなく、事態は明確になり、努力が実を結びはじめる。

 

●逆位置
大きな試練の時のはじまりを告げる。信念、勇気、忍耐力、愛、知識、経験などが 試練にさらされる。

隠者のカードの意味

イメージ

 洞察力|研究心|賢明な導き手|分別|哲学的|達成感|内省的|絶対的な知識|思慮深さ|一人で考えていたい|慎重さ

解説

このアルカナのテーマは、真理の探求です。正位置では独り内省するなかで、真理の光が見つかることを暗示し、逆位置では真理の光が見つからない状態がつづくことを意味しています。

 

一人の老人がランプを手に持ち、足元を見つめています彼は修道士がよく着るような服を着て、手には杖を持っています。隠者は、正義の女神の声を聞いて驚博し、自らの生きざまを振り返った人聞を意味しています。絶対的な知識と分別を備えた仙人のイメージに近いかもしれません。

 

彼は、「私のこれまでの生き方は何だったのか、いまのままでよいのだろうか」と内省をはじめた人間の象徴なのです。
 

彼が手に持つランプは、真理の光を象徴します。それはまた、真の自己、聞に包まれた明性を意味します。
この探索の道は、自分の経験の反省からはじまり、やがて哲学的な認識にいたります。しかし、それで探索は終わらないのです。本当の探索は、ここから始まるのです。

 

人は本当に自分の内面に立ち戻るときには、独りにならざるを得ないものなのです。

 

こういう時には、自分の外で行なわれていることをシャットアウトすることがどうしても必要になります。自分の道は自分で探す他はなく、自分で選んだ道だけが本当に納得の行く道なのです。

 

 

アルカナでは、探求が孤独であることを修道士の服を着た隠者で象徴しています。

 

 

巷の低俗なことに惑わされることなしさまざまな事象を学び、深く思考しながら毎日を送っている修行者でもあります。
彼には何事をも見通す洞察力があり、すべてを知っているため、彼の前て隠し事をしたり、嘘をつくことはできません。
達観し、悟りの境地にある彼は、世俗との交流を断っているとはいえ、心の闇を照らしながら光を求める人々を救斉しようとしています。

正位置の
キーワード

  • 世間体に惑わされず信じる道を突き進むとき
  • 結論は急がず慎重に行動する
  • 今までのやり方や考え方を振り返るべき時期がきている

自問自答し道を極めるとき

必ずしも目立ったり人に認められたりする必要はありません。自分は自分と、信じる道を大切にすべきです。見ている人はちゃんと見守ってくれているでしょう。ただ、自分なりに目標からそれてはいないか、方法は間違っていないか、検証するのも大切です。
深い思考によって、感覚的に進むべき道が見えてくるでしょう。それまで自問自答することも肝心です。

内省、慎重、思慮、用心、探求、孤独、知恵、隠れ家、隠棲。
なにかを探すこと、探求すること。問題を解こうとすること。なにかを総括し、方向を見いだそうとすること。
探索、問題解決、完成、成就、最終段階、ある人生上の極点、次のステップの夜明げ、過去の人物がまたあなたの人生に関係してくる。
孤独の克服に成功する。新しい仕事を首尾よく始めることができる。商業や精神的分野で、かなり金銭的に成功する。

ほとんどの目標を達成し、新たな段階に入る。そこではまた、新しい可能性が開げてくる。今回の成功はまだほんの第一歩だと言うことに気づき、まだまだしなくてはならないことがたくさんあることに気づく。
前向きの肯定的な解決に到達できる。ほとんどの目標を短い期聞に達成することができる。

逆位置の
キーワード

  • 神経質になって細部にこだわりすぎる
  • 経験のなさや未熟さからの失敗
  • 上から目線で人の助けや賛同が得られない

分別や常識に目を向けることや相手を尊重することの大切さを知る時期

本当にそこにこだわることは大切か見極めましょう。「木を見て森を見ない」ということになってはいませんか?
分別や常識といったものを軽んじるのは禁物です。疑り深くなって警戒しすぎると、肝心なことを見逃してしまいます。自分の殻に閉じこもってばかりでは、幸運、はつかめないでしょう。人を見下すような態度を改め、相手を尊重する姿勢を持つことが関連につながります。

メモ

時間的変化

 

●正位置
たいへん暗いトンネルの出口に光を見いだす。未来が明るく、約束されているのを 感じる。
間もなく、新しいサイクルが始まる。それはもっとハッピーなものになる。最悪の 時期は去ったと感じる。
孤独、制限、抑圧、プレッシャーは、まもなく終わりを告げる。

 

●逆位置
ここしばらくは、まだまだ迷いと幻滅の時がつづく。光が見つからず、どこかへ逃 避したくなる。