タロット占い研究所

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大アルカナの意味

タロット占いに関するコラムです。

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運命の輪のカードの意味

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回転|大きな変化|周期|チャンス到来|増加|成功と富|再生|成果と原因|新しい展開|避けられない事態|運命|方向転換|

解説

このアルカナのテーマは、思いがけない事態の変化です。正位置はこの変化がよい結果をもたらすことを暗示し、逆位置はこの変化が裏目に出ることを暗示しています。

 

変化の兆しを告げるカードです。
わきあがる雲の 中央に大きな輸が浮かんでいます。輸の上にはスフィンクスが剣を持って乗っています。輸の両わきには、蛇と獣頭の人聞が描かれています。

 

輸に背中をつけている獣の顔をした人間と蛇は、どちらも心霊的な力をあらわしています。
雲のなかに物質を構成する四元素を象徴するライオン(火の元素)、牛(地の元素)、ワシ(水の元素)、天使(風の元素)が見えます。

 

絶えず回転し続ける運命の輪は、とどまることのない生命活動・時の流れ・普遍性と進化などを象徴しています。
回り続ける限り私たちは同じところにとどまることはできません。人生は季節がめぐるように常に変化しながら浮き沈みを繰り返します。

 

永遠の幸せもなければ永遠の不幸もないのです。

 

今が幸せでもそれが続くとは限りませんし、逆に不幸だとしても、いつ挽回のチャンスや幸運が訪れるかわかりません。そうした変化に身を委ね、自分にふさわしい幸せや本当に大切なものを追い求めているのです。

正位置の
キーワード

  • 予想外の嬉しい幸運の訪れ
  • 計画性や規則正しい行動が好結果をもたらす
  • うまくタイミングを見はからって行動ができる

思っていない方向に進んでも良い結果が訪れる

機は熟しました。まさに思い切ってチャレンジすべきときで‘す。タイミンクよく、願ってもいないチャンスが訪れるでしょう。いろいろな意昧で、運命の出会いがもたらされそうです。無理をせず、成りゆきに任せることでよい結果が出るきざしです。偶然が重なって、思いのほかうまくいくでしょう。失敗が成功の糸口になったり、実力以上の力を発揮できる予感です。

不可避の事態、変化の接近、運命、幸福、ツキ、幸運なできごと。問題の解決あるいは終結の接近。人生が変わってしまうようなことを引き起こす事件。たとえば、予想外の展開、重要なニュース、情報あるいはその時にふさわしいアイデア。

突然のまったく予期していないような事態の変化。前もって予測できないような状況の変化が起こり、現在の状況を変化させ、緊張を解く。
事態は首尾よく進み、好結果をもたらす。そして、思いがげない新しいチャンスが到来する。
すべては順調にはこび、万が一にも暗転するとは考えられない。

逆位置の
キーワード

  • 思っている以上に変化が早くついていけなくなる
  • 最悪の状況を想定しておくことが賢明
  • 悪条件が重なりすれ違いや失敗が起こりやすい時期

状況は良くないが長くは続かない。ベストを尽くす事が賢明。

どうやら逆風が吹いてくる兆しです。順調に進んでいた事が停滞したり、思わぬ問題が持ち上がりそう。不測の事態が起こる可能性があるので、十分な警戒が必要です。ただし、必要以上にあわてたり、不安になることはありません。そうした状況も一過性のもので、延々と続くわけではないのです。その場その場において最善の行動を心力、けることがポイントです。

悪化、不運な方向への展開、幸運の後の落とし穴、タイミングを逃す、見込みちがい、すれちがい。
この時期には、おもわぬアクシデントが起こり、トラブルに巻き込まれる。
歯車の回転がどこかで狂ったかのように、悪い方へ悪い方へとものごとが進んでゆく。
人生、仕事、恋愛において不満足感がつのり、幻滅する。

メモ

時間的変化

 

●正位置
今は分からないかもしれないが、まもなく問題の多い状況は終わりを告げる。
なにか重大なニュースか情報をきっかけに、急速に事態が動き始める。そして、なにかとてもよいことが起こりそうな予感がする。
仕事と健康面で引き返せない変化をする。それは多分よい方向への変化となる。

 

●逆位置
若干の進展があるが、立場は不安定のまま。
流れをつかんでいないため、今はものごとを始めたり、勝負をかけたりするときで はない。

正義のカードの意味

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公式|正しさ|互角|ルール|均衡|無駄の排除|モラル|釣り合い|合理的|裁きと忠告

解説

このアルカナのテーマは、正義とバランスです。正位置では崩れていたバランスが回復され、被害が補償され、名誉が回復さることを意味し、逆位置ではバランスの回復により不当な利得が失われたり、バランスが崩れて、損失を被ることなどが暗示しています。

 

きびしく重々しい表情をした女性が、右手には剣、左手には秤を持って王座に腰掛けています。
彼女は二本の柱の聞に座っていて、彼女の後ろには垂れ幕がかけてあります。

 

彼女が量ろうとしているのは、あなたの人生です。
あなたがどれだけ自分を生かし、偽りのない生き方をしてきたかどうかを量っているのです。借り物の人生をいくら生きたとしても、それは彼女の厳正なる裁きで考慮、されることはありません。
どれだけ真の自己を実現したかということだけが、量られるのです。

 

人の生きる道において正義はもっとも尊ばれる美徳とされてきました。それは洋の東西を問わない考え方ですが、特に中世ヨーロッパでは、宗教的にも騎士道的思想からも、社会生活を送るうえで重要視されてきました。

 

人はつねにモラルを守り、常識的で公正な考え方をすべきであると。でも、それが正しいとわかっていても、なかなかそうはできないのが人情というものです。ついルール違反をしたり、偏見をもって物事を判断したり、また逆に厳密になりすぎて誰かを傷付けてしまう場合もあるでしょう。

 

道徳的な善悪の基準としての正義とは、重要ではあるけれど、とてもデリケートで扱いにくし、問題と言えます。

 

ウエイト版では、左手に天秤、右手に剣を持った女性が拙かれています。
天秤が裁き(釣り合いのとれた判定)、剣が忠告(強い力による進言)を象徴していますが、人物の明い、真面白な表情も見逃せません。

正位置の
キーワード

  • 偏見や誤解のない平等な考え方
  • 常識やモラルを厳密に守る
  • 感情を交えず、物事が正常に進行する

正しい考えや常識をわきまえた行動に鍵が

公平、対等に接する心がけが信頼を勝ち取るでしょう。場合によつては貸し昔りをしても大丈夫そうです。やはり正しい考え方、常識を考慮した言動が、最後には幸運を運んでくれます。無駄をなくして合理的に仕分ける事が成功につながるでしょう。感情に走らず冷静に判断すべきときで、特に人間関係においては、それが信頼と山道を得る重要なポイントとなるでしょう。

公正、正義、正当性の主張、均衡、バランス、名誉、公平、裁判。
ゴールへの到達、法律上の問題、ものごとの決着、健康、時間の投資、因果関係。 運命があなたの人生のなかでどう働くのかを理解しようとすること。 なにが悪かったかを知り、正しい結論と正しい決断にたどり着く。 正当性が証明され、正当な報酬を受砂る。
自分のしたことが正当に評価され、それにふさわしい報酬を得る。 誰かが親切心あるいは寛大さからなにかをしてくれる。

逆位置の
キーワード

  • 格差を感じる不釣り合いな関係
  • 不平等・不公平がもたらす感情のもつれ
  • 正当に認められない状況

急いで動かず時期を見極める必要がある

それは本当にあなたが正しいと思う考え方や行動ですか?
しっかり納得できていないとしたら、良心に従って考え直す必要があるでしょう。不釣り合いな関係は、結局破綻を迎えそう。この先の付き合い方やり方には慎重になるべきです。判断ミスをしないように、じっくりと考えなければなりません。今の状況にあせりを感じても急いで動くより時期を見極めることが大事です。

バランスを崩す、モラルの退廃、公正さを欠く、判断ミス、裁判で負ける、離婚、一方的な愛情表現、不正。
解決しそうにないジレンマや仕事上の課題に悩まされる。うまい解決の糸口がなく、ただ待つしかない状況。 運命の不公平さに失望する。

メモ

時間的変化

 

●正位置
すべての勘定は精算され、借入金は返済される。仮契約が本契約になる。
行き詰まっていた商談や金銭上の悩みはまもなく解決する。

 

●逆位置
なにか未解決の問題が残っているような気がする。なにか、まだ不公平な状態が残っているような気がする。
変化が起きるが、まだバランスが回復していないと感じる。

吊るし人の意味

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忍耐|損失|動けない|試練|屈服|無力|後退|妨害|自己犠牲

解説

このアルカナのテーマは、認識です。このアルカナは、現実認識が誤っていることを意味しています。
正位置は正しい現実認識が回復されることを意味し、逆位置はそれが回復しないままであることを暗示しています。

 

吊るされた男という札名からして、何か苦しく悲惨な状況を想像させられるカードです。

 

実際、ウエイト版をはじめ数あ守るタロットカードのほとんどに足を紛られ、逆さまに吊るされた男性が描かれています。カードの意味するところも忍耐や試練、損失や屈服といったネガティブなものが少なくありません。

 

ただ、人生には忍耐や試練がつきものであり、自分ではどうにもならない状況、まさに足を縛られ身動きが取れないような境遇に陥る場合もあるでしょう。

 

またこのカードには自己犠牲といった意味合いもあり、自分を犠牲にしても他者を助ける、何かのためになる、という状況が暗示されてもいます。

 

ウエイト版の吊るされた男の表情は、苦痛に満ちているというより、穏やかで誇らしげに描かれ、頭部からは後光が射し、男の吊るされた木には一葉が芽吹いています。この状況が、決して苦しいだけではないことを陥示しているようです。

正位置の
キーワード

  • 自分を犠牲にして他の誰かに尽くしている
  • 答えを出すのが難しく身動きが取れない
  • 自分の気持ちをセーブした言動でうまくいく

動けないなら、動かず一休み。見方を変えて見ることも重要

人生には、自分の力ではどうしようもない状況が襲ってくることがあるでしょう。そこでジタハタするより、ちょっと小休止、と思いたいものです。動けないなら動かず休む、という考え方です。自分の思いを抑制するとうまくいくこともある、と告げ、ています。また、自分を犠牲にしても尽くしたい人物の出現も暗示されています。相手にそれだけの価値があるかどうかの見極めも大切です。

自己犠牲、放棄、宙に浮いた状況、停止、困難。
人生、価値感、考えかた、完全な逆転、あべこべ。もはや夢が保てない。これまで のものが、すべて無意味で絶望的で陳腐に感じる。
すっかり精彩のあせた人生に生気を与え、お金にゆとりをもたらすような新しい仕 事の提案が目前にある。
考えかたが180度変わってしまう。
自己犠牲がむくわれる。 すばらしい贈り物、たいへん魅力的な仕事の申し出を受ける。

逆位置の
キーワード

  • 自己中心的な言動で自分の首を絞めることになる
  • 頑張っても思い通りにならない可能性が大きい
  • 調子が悪くなかなか結果に繋がらない

ダメなものはダメと達観する姿勢も大切

知らず知らずに傲慢な態度をとっていないか思い返してみましょう。物事がうまくいかなかったり、周囲の賛同を得られない時には傲慢さが原因になっているかもしれません。努力や頑張りが無駄になってしまうかも。
他の可能性を考えて見るのも賢明。何事もうまくいくとは限りませんし、考え込んでばかりでは前に進めません。ダメなものはダメと達観することで道が開けてくることもあるでしょう。

犠牲が報われない、骨折り損、まちがった期待、報われない愛、無駄、盲点。
目的をなくし、なにをしていいかわからない。
だれかがなにかをしてくれないか、声をかけてくれたらいいのにと思う。しかし、 そういうことは起こらない。人をあてにせざるを得ないような状況にいらだちを感じる。
自分の人生が自分の思いどおりにならないことを感じるが、どうしようもない。 友情、恋愛、あるいはパートナーシップが突然、もう役にたたなくなり、古くさいものになっていることを知る。しかも、自分ではなすすべがないことに気づく。

メモ

時間的変化

 

●正位置
決着のついていない状態は、自然と解消され、収まってゆく。しかし、あなたの心 には感情的なしこりが残る。
まったくちがう角度から状況や問題を眺めることができるようになり、危険を回避 することができる。

 

●逆位置
あなたは、あるアイデアを放棄してしまう。なにかひっかかるところがある。きつ い仕事になりそうな予感がする。
なんとなく自信がない。ものごとを始める気分ではない。
ものの見方や視点を変えて、もう一度検討し直す必要がある。このまま走るのは危 険。

死神のカードの意味

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死と再生|ターニングポイント|突然の変化|移転|終わりと始まり|転機|破壊と創造|交替|転換

解説

このアルカナのテーマは、仕切直しです。このアルカナは、逆位置の方がよい意味になります。
正位置では終わりゆくことに対して焦点が当てられ、逆位置では新しことのスタートに焦点が当てられています。

 

タロットカードの中には、恐怖や不運を連想させるものもあります。このカードもその一つですが、これは単に恐怖や不運を表しているわけではありません。
生は常に死と一緒にあり、生まれたからにはいつかは死を迎えまもそして死があるからこそ新たな生の誕生もあるのです。

 

また、ここで言う死とは、必ずしも肉体の死とは限りません。精神の死、つまり古い自分との決別を表し、新しい自分となって生まれ変わる可能性をも暗示しながら、死と再生、ターニングポイント破壊と創造といったカードの持つイメージと結び付いてくるのです。

 

ウエイト版では黒い鎧を身に付け、白馬に乗った骸骨が捕かれていまホ己馬の足元には人が横たわり、いかにも恐ろしげですが、背景の光り輝く太陽も見逃せません。終わりと始まり、転機、交替など、カードの告げる再生の意味合いも、きちんと読み取る必要があるのです。

正位置の
キーワード

  • 終止符を打つことで状況が変わる
  • 白紙に戻る
  • マンネリは失敗につながる。改革することで前進の道を探す時

急いで動かず時期を見極める必要がある

今のままでは何も生み出すことはできないでしょう。これまで関わってきた人物や物事との縁もなくなっていきそうです。
このあたりでいったん状況を白紙に戻し、再スター卜をはかるのが賢明です。
大きく方向転換するのもよいでしょう。楽だからと現状維持に甘んじていたのでは、失敗も目に見えています。未練を残さず改革を行い、また健康状態への十分な配慮も必要です。

急変、意外な変化、損失、失敗、破壊、死、再生のはじまり。
現状、経歴、パートナーシップの終わりと新たな始まり。新しい状況、新しい好機、新しい生きかた。
現状では、まったく不可能と思えることが、突然おもいもよらない変化をする。
突然の解放あるいは、やりなおしが可能になる。 将来、金銭面、ちょうじりを合わせることなどにトラプルがある。 過剰な期待をいだいていたため、恋愛でも仕事でも、なにかごまかされたような気がする。 予想していたことだが、あることがらに決定的なピリオドが打たれる。

逆位置の
キーワード

  • 時間はかかるが納得できる結論がでる
  • 今のやり方に固執せず発想を変えると良い方向に進む
  • 無気力になりやすい
  • 全く別のやり方でスタートを切れる

考えを変えることで新しい道が開ける

急いでももよい結果は得られません。もう少し時聞がかかる、という心構えでいるのが無難です。なかなか踏ん切りがつかず、途半端な状態を長引かせがちで、選択の余地がなくなってくることへの警告です。意識転換をはかり、新しい道を模索しましょう。ともすれば無気力になりがちですから、意識してモチベーションのアップを心がけましょう。過去への執着も禁物です。

再生、思い切った転換による成功、回復、再出発、創造、更新、生まれ変わり、心機一転、九死に一生を得る。 仕切りなおしをして、新たにスタートすることが最善の道となる。
不死鳥のように、あなたは灰の中からよみがえる。そして新たな スタートを切ることができる。
過去のしがらみをたちきることができる。
だめになったものにしがみつくのではなく、いったん無にもどしてやり直した方がうまくゆく場合があることを知る。

メモ

時間的変化

 

●正位置
まもなく、事態が望んでいる方向や計画している方向に進まないことが明白になる。 最後の望みも失われ、一つのサイクルが終わりを迎える。何かが決定的に失われる。

 

●逆位置
一度、失意を経験した後、新しい方向や計画が生まれる。 だめになったと思っていたことが、別のかたちで復活し、新たに繁栄し始める。

節制のカードの意味

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節度|統合|調整|控え目|対立を抑える|忍耐強さ|ゆっくりとした変化|リベラル

解説

このアルカナのテーマは、事態をある一定の状態にコントロールしておくカです。
正位置では、コントロールの成功に焦点が当てられ、逆位置では、コントロールが保てなくなって行く過程を暗示しています。

 

豊かに水草が生い茂っています。天使は、右手に持つ水差しから左手でト持つ水差しになにかをそそぎこんでいます。天使は、慎重な手つきで一滴もこぽしていません。
天使が慎重な手つきで量り分けているのは、生命の泉の水です。天使の足下に広がっているのは、生命の泉から湧きだしている水です。そのため、この水のほとりには草が生い茂っているのです。

 

欲望を理性で統御する、度を越さないよう控え目にする、という意味合いがあるのが節制のカードです。
何事もピークを迎えた後は衰退に向かい、やりすぎ、いきすき、は失敗の原因になります。そこを上手に調整し、調子を保つことの大切さを表しています。

 

平凡でも穏やかであることがいかに難しいか、当たり前と思えることがいかに恵まれたことか、そこに気付くことができるかどうかがその人の幸福感を左右し、人生をより豊かなものにすると言えるでしょう。飾り気のないシンプルな美しさ、心地よさにも通じ、物質的な豊かさだけでは決して満たされることのない、精神的な充足感や安らぎをも示しています。

 

ウエイト版では、大天使ミカエルが右手の杯から左手の杯に生命の水を注いで、いる様子が描かれています。光と影、精神と物質、理性と感情といった、相反する二つのものを慎重に統合させようとする姿勢を象徴しているのです。

正位置の
キーワード

  • 日常から大切なことを見出す事ができる
  • 物事をコントロールできており思った方向に展開していく
  • 穏やかで丁寧な対応をする事が良い方向に進む鍵

急激さより緩やかさを重んじる事で調和されていく

自分が気付かないだけで、あなたの周囲には大切なもの、得がたいものがたくさんありそうです。
少しずつ加減しながら状況を好転させる努力をしましょう。その配慮は、きっと功を奏するはずです。必ずしも物事にはっきり白黒を付ける必要はありません。
妥協点、中間点を探すことも大切。自分一人で考え込まずに他者との協力体制が良い結果をもたらします。

忍耐、適応、順応、妥協、調節、節度、倹約、堅実さ、巧みな管理、現実性の考慮。
あなたがもう完成したと思ったり、やり遂げたと思っていることがらすべて。
古い友人、恋人、習慣、願望、健康、金銭、仕事上の問題など根本的目的の再浮上。
あなたの根本、本音の部分に関係する試練。

状況をうまくコントロールすることで最上の成果が得る。ただし、あなたが望む結 果を得るには、アイデアを絞ることが必要。
自分の限界を越えられそうな気分と霊的な勇気を得る。

あなたにとても好意を持っている人からなにか気前よくどっさりともらえる。それは、精神的な影響かもしれない。
どう行動したらいいか、よい考えはないかと思っていると、それがグッドタイミングで頭に浮かんでくる。

しかし、それを自分が有利になるように実行するには、特別な努力と集中力が必要。気を抜いてはいけない。
水がワインに変わる、友情が愛情に変わる、小さな愛が大きく育つ。真心が通じる。
気を遣わないですむ自然な関係。統制の取れた状態、健全な暮らし、経営の成功。
職業上の成功、社会的名声を得る、天職を見つける、安定した仕事を得る。共同事 業の成功。調和と安らぎ。

逆位置の
キーワード

  • 思いやりがなく、自分のことしか考えない
  • 生活や行動のリズムが乱れ、うまくいかなくなる
  • 引っ込み思案になりその他大勢になってしまう

日々の積み重ね、単調なリズムこそチャンスととらえる

自分のことばかりを考えて、周囲を思いやる余裕に欠けているようです。
そのような態度は、結果的にマイナスに作用しますから、十分に気を付けましょう。
やはり場の雰囲気を壊さない配慮が必要です。不規則な生活、生活リズムの乱れは、幸運を逃がす原因にもなります。
平凡で単調だとしても、一定のリズムや習慣は大切にしたいものです。
謙虚さと自己主張のバランスが重要です。

重大なミスを犯す、節度をなくす、コントロールを失う、稚拙な経営、不器用、信用を失う、なれ合い、初心を忘れる。
予期しない問題にぶつかる。それは、うれしくないプロポーズかも知れない。
健康上の問題や、お金に関係すること、あるいは仕事上の失敗で悩まされる。
人間関係を保つために必要な妥協をしなかったり、あるいは妥協できなかったりして、人間関係が嬢れてしまうのではないかと悩む。

メモ

時間的変化

 

●正位置 この時期の終わりには、コントロールが効くようになり、どんな制限や感情的プレ
ッシャーや葛藤や怒りもはねかえせるようになる。 すべてのことがあらゆるレベルで変わってしまう。自分がまったく違った方向に進み始めたことに気づく。大きな前進と展開が期待できる。

 

 

●逆位置
現状を維持し、バラバラにならないようにすることにエネルギーを消耗する。しかし、維持だけに終わり、新しい展開は見えてこない。
新しいことがしたいのに、これまでのことになかなか節目がつけられない。

悪魔のカードの意味

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誘惑|影|暴力|欲望|恐怖|ネガティブ|強すぎる願望|刺激的なこと|欲張り|悪事

解説

このアルカナのテーマは、邪な欲望です。このアルカナは、欲望によって理性が曇らされている状態を象徴しています。正位置、逆位置ともほとんど意味が変わらず、 どちらもよくない意味を表わします。ただし、逆位置は逆境の終りの暗示を含みます。

 

自己の内なる獣性や欲望の象徴です。

 

死神のカードと並んで恐怖や不運をイメージさせるのが、この悪魔のカードです。
ただ、このカードの意味するところは、外から怖いものや悪なるものが襲ってきて人を恐怖や不速に陥れるということではありません。

 

その人の中に潜む獣性や悪い心、暴力や欲望の象徴が悪魔なのです。誰もがそうした心を持ちながら、理性によってその誘惑を断ち切っています。
自分の心に歯止めがきかなくなったとき、悪魔的言動に走ってしまう、いわゆる「魔が差した」状態になるのです。つまり、いかに自分の中の悪魔を御するかが鍵になります。

 

このカードが現れたら、より真剣に自分の心と向き合う必要があるでしょう。

 

ウエイト版では、山羊の頭とコウモリの翼をもつ悪魔の前に鎖でつながれた男女(アダムとイヴ)が姉かれています。
今まさに悪魔の手に堕ちそうに見える二人ですが、つながれた鎖はゆるく、その気になれば抜け出せそうなのが印象的です。

正位置の
キーワード

  • 現実から逃避しがち
  • 誘惑に負けることでよくない方に進んでしまう
  • 自分の中の嫌な部分に向き合う勇気が必要

誘惑に負けず、自分の中の正しいと思う気持ちを大切に

あれこれと理由を付けて、たいへんなことや難しいことから逃げてはいませんか。誘惑に負けて、刺激や欲望を抑えることができなくなりそうです。悪い友人にも気を付けなくてはなりません。今自分がやるべき事を考え、しっかり取り組む事が大切です。
正面から自分と向き合い、嫌な面から目をそむけない事です。自分に打ち勝つ意思が求められています。

暴力、誘惑、破壊、拘束、追従、墜落、没落、悪い動機、邪な心、依頼心、悪魔の誘惑。
逆境、悪循環、問題が膨らむ一方で、何事もうまくゆかない状況。

あなたの視野はくもって、フィルターがかかり、全体像をはっきりつかむことができない。過去の成功体験が、邪魔になり、実態が見えていない。
欲望や邪念が理性を曇らせている。
逆境から抜け出せないし、満足のいく結果も得られない。すべてのことには時節と理由があることにいやでも気づかされることになる。

今は、成功への道は運命の手によりブロックされている。
成功への努力は単なる悪あがきになってしまう。 予期しない混乱にぶつかり、自分が追い求めてきたものをこれ以上追求するのはむ
だなことだと気づく。

逆位置の
キーワード

  • 悪い誘惑や、腐れ縁を断ち切ることができるとき
  • 反省と最善の行動により、トラブルは収束に向かう
  • 暴言や暴力的行動への警告

強い意志の力こそが必要なとき

これではいけないと薄々感じている状況や人間関係から、抜け出す糸口が見つかりそうです。
自分が強く思い、行動することが大切です。トラブルの解決策は、自分自身の中にあります。
人を頼る前に、まずは自分で行動を起こすことです。きれい事を言わず、がむしゃらに頑張ることで道はひらかれます。ただし、行き詰まっても暴言や暴力に走らず、品性や品格を重視した行動を心がけましょう。

重労働、オカルト、心霊学、迷信、腐れ縁を断ち切る、こだわりを捨てる、悪意、恨み、臆病、盲目的で愚かな行為、依頼心。
ある計画や、あなたが打ち込んでいることに関係して思わぬごたごたを経験することになる。
ゴールに向かつて進む一歩ごとになにかが立ちふさがり、ゴールへの道が果てしなき戦いのように思えてくる。
やることなすこと、すべてがうまくゆかない。

メモ

時間的変化

 

●正位置
今は、結論を出したり、状況を評価したりするときではない。 事態は、宙ぶらりんで、待つ以外に打つ手がない。 過去は、もはや楽しいものではないが、未来もまた楽しいといえるようなものとは、とても思えない。
努力にくらべて結果がさっぱりなのにうんざりする。 最初は逆境、反動、巻き返しなどに意地を張って立ち向かうか、結局すべてを投げ出してギプアップしてしまう。

 

●逆位置
最悪の状況を脱しており、まもなく明りが見えてくる。これまでは、何をやっても 裏目に出たが、これからはよい結果が期待できる。積極的な行動の準備をした方がよい。逆境で萎縮していた自分に自信をとりもどすとき。

塔のカードの意味

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危険|損失|事故|不意の災害|障害|堕落|破滅|思い上がり|破産|衝撃

解説

このアルカナのテーマは、破綻です。このアルカナは、行き詰まった状況がついに破綻をきたすということを意味しています。

 

正位置では、古いものが破綻にいたるまでの経過に焦点が当てられ、逆位置では、古いものの崩壊により、新しいものが生まれることに焦点が当たっています。
逆位置の方がよい意味になるカードです。

 

真っ暗な閣の中に、いなずまが閃いています。いなずまが塔に落ち、塔は壊れ、人が落下しています。 塔は、行き詰まった状況の象徴です。
星は希望の象徴です。ところが、空には星がありません。状況が行き詰まっていることを星のない真っ暗な空で象徴しているのです。

 

状況が行き詰まってしまうともはや小手先の改良では通用しなくなります。根本的な改革に着手しなくてはならなくなります。
しかし、恨本的な改革は、これまで築いてきたものを否定することになります。これをいなずまの一撃で表現しています。

 

 

思い上がりを戒め、危険や事故への警告ととらえます。

 

 

思い上がりを戒め、危険や事故なととの不運を警戒せよという意味合いがあります。
野心や間違った自信を礎に建てられた塔は一度壊され、正しい意志のもとに再び建て直されなければなりません。

 

 

ウエイト版でも塔に稲妻が直撃し、権力者と思われる二人の人物が恐怖におののきながら落下してして姿が描かれています。一度創り上げたものを破壊されるのは、つらく恐ろしいことですけれども、壊されたことで目が醒めるなら、建設的破壊と言えなくもないでしょう。

正位置の
キーワード

  • 前々からの問題が噴出しややこしい事態に
  • 予想していなかったアクシデントへの警告
  • 対人関係に夜トラブルで立ち直れないほどのダメージを受ける

問題は先送りせず粘り強く取り組むべき

問題を先送りにするのも、もう限界にきています。今が、早く解決できる最適の時期ですから、早々に着手するのが賢明です。ただ、舞い上がって落ち着きのない行動をとりやすく、周囲への配慮も不十分なようなので、冷静に的確な判断をしなくてはなりません。また、トラフルや困難な状況にあきらめは禁物です。確かに難しくても、懸命に取り組むことで逆転できる可能性はまだあるでしょう。

逆境、災難、爆発、破局、終局、破産、改革、革命。
予期しない事件、波乱、金銭的問題、仕事上の問題、争い、衝突、別れ、離婚、過激な方法、奇怪な遭遇、自分への信頼が揺らぐ。
わかっているつもりだったのに、世 聞がわからなくなり、自信を失う。

自分の限界を知り、他人の援助を受け容れようという気持ちになる。
理性から信仰へ変わる。

コントロールできない状況、大異変、激動、口論などにより起こる感情面での大波に対し、気持ちの準備がまったくできていない。

恋愛あるいは結婚している二人の関係について、本当は不満なのに、自分をだましてとてもいい関係だと思いこもうとする。
自分を納得させようとするさまざまな試みに、正面から向きあう羽目になる。

逆位置の
キーワード

  • 避けることのできないトラブルに巻き込まれる可能性
  • 配慮にかける態度がトラブルの原因になる
  • 状況は困難だが解決のチャンスは残されている

状況を見直し、1からやり直す必要性も視野に入れる

生活スタイルや考え方、将来の目標は今のままで大丈夫ですか。身の丈に合った言動ができているか、見直してみる必要があるでしょう。
場合によっては、物事を清算せざるを得ない状況になるかもしれません。ーからやり直すつもりで取りかかるべきです。対人関係には十分注意を。相手があってのことですから、どんな展開もあり得るのだという賞悟が大切です。

解放、改革、抑圧からの脱出、事故が大事にならない、突然の変化、現状の崩壊。
現状の革命的改革。金銭的状態はたいへん良くなる。

そして仕事の好転、新しいチャンス、あなたの才能への評価から好運への道が聞けてくる。
新しい仕事上のチャンスがくる。誰かがあなたの問題を解決するのを助けようとしている。なにかが起こり、あなたの損失と傷は埋め合わされることになる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
心の中に暗くうっくつした感情的エネルギーが蓄積されてゆく。そして、凝集され たエネルギーが雷の一撃となって塔に落ちる。現状への不満や怒りが最高潮に達したとき、最後の鉄槌が下される。

 

●逆位置
古いものが崩壊し、新しいものが生まれる。閣の中に稲妻の閃光がひらめくように、 新たなことのはじまりが啓示される。

星のカードの意味

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希望|名声|直感|夢|魅力|チャンス|無限|輝き|健康|才能|奇跡|浄化

解説

このアルカナのテーマは希望です。
正位置では、希望の光に焦点が当てられ、逆位置では、夜空(聞、星のきらめきを隠す雲)に焦点が当てられています。
逆位置は正位置の意味を否定するものではありません。正位置が示す結果の前に主に心理的な障害があることを示しています。

 

裸の女性が水辺にひざまずき、二つの水差しから水を注いでいます。背景には、木があり、そこには小鳥が描かれています。
そして、空には小さな星にまじって大きな星がひとつ輝いています。

 

彼女が裸なのは、彼女があらゆる人間的なしがらみから自由になっていることを象徴しています。
水差しの一方は大地に他方は流れに注がれています。流れに注がれている水は、彼女の感情がはけ口を見つけたことを表わしています。大地に注がれている水は、希望を実現するために着実な努力をしようとする気持ちが生まれてきていることを示しています。

 

植物は一夜にして実を結びません。星のアルカナが象徴するのは、希望とか可能性です。それを手にするには、着実な努力が必要だということを意味しているのです。

 

星は希望を象徴します。小さな星は、それらで表される希望がまだ可能性にすぎないことを意味します。大きな星は、それで表される願いごとの実現される可能性が大きくなってきたことを意味しています。ひとつだけ大きいのは、希望が明確になり、ひとつに絞られてきたことを意味しています。これは、うらがえせば、希望を遂げるには、希望をひとつに絞りこまなくてはいけないことを意味しています。

 

星は夜空で美しく輝きます。
しかし、空全体は圧倒的な闇で覆われています。このことは、現実は不幸の方が大きく、希望は小さな光にすぎないことを象徴しています。しかし、星のアルカナの絵では、夜空を黒く塗っていません。青く塗っています。そして、ひとつの大きな星が輝いています。これは、このアルカナが絶望のなかの小さな希望ではなく、約束された希望を意味しているからです。

 

星のアルカナは、17番目です。17は、1+7=8なので、8という数と関連があります。第8番のアルカナは、「力」ですので、このアルカナも強い精神性を表わします。「力」は自分に打ち勝つ力と信念の象徴でした。星に象徴される希望を達成するには、力が必要なのです。逆に、静かでゆるぎない確信を与えるものが希望だともいえます。

正位置の
キーワード

  • 将来に対する明るい見通し
  • 直感が働き幸運を引き寄せる事ができる
  • 周囲に認められる

ヒラメキが幸運に導いてくれる

今まで以上に順調に物事が進んでいくでしょう。
停滞していたことは動き出し、うまくいっていることはますます隆盛を極める時期にきています。インスピレーションによって、自分の進むべき道がおのずと見えてきます。第一印象やその場での感覚を大切に判断するとよいでしょう。ちょっとした工夫やアイデアも自分を助ける鍵になります。センスを磨く心がけも幸運へと導きます。

信何、未来、そうあれば良いなという願い、希望、満足、将来への展望、明るい兆し。
人生の目的、啓示、霊感、あるいは人生への刺激、人生の意味を見いだしたい。そして明日が昨日よりも良くなることを願いたい。
なにかすばらしいことが起こって、願いがかなえられる。 誰かからお金、ギフト券をプレゼントされる。
愛や親切な気持ちを受けとる。
自分の願いがかなうという啓示を受けとる。
たいへん気前の良い贈り物を受けとる。 思っていた以上によい結果がえられ、あなたの未来に対する信頼の気持ちは回復され明るく輝くことになる。
まちがった方向への努力をやめることになる。

逆位置の
キーワード

  • 理想が高すぎて現実的でない
  • 身の回りも考えていることも整頓できない
  • 強情さが周囲に悪い影響を与える

欲張らず、じっくりと周りを整えていく事が大事

今のままで十分うまくやっていけそうです。もっともっとと欲張ることで、せっかくの大切なものを手放すことにならないよう気を付けて、落ち着いて整理することを考えましょう。整然とした環境、考え方こそが自分の能力を十二分に発揮する基本です。
条件は決して悪くありません。強情に自己主張するより、有利な展開になるよう頭を働かせるべきです。

実際には好機であり、事態は順調に進展しているにもかかわらず、自信の欠如や来知のことへの不安が原因で思考や行動が悲観的で消極的になる。 理想、が高すぎる、センチメンタル、失望、不満、非現実的、厭世感、美貌の衰え、アイデア不足。
一時的に前進や成長を阻むものがあるかも知れない。

メモ

時間的変化

 

●正位置
まもなく、ものごとがやっと動き出すことを感じる。あなたは自分の探求が無駄で はなかったことを知る。
なにかがきっかけで、あなたは将来がどうなるのかを見抜くことになる。その結果、 あなたは自分の未来がたいへん明るく、元気づけられるようなものであることを知る。

 

●逆位置
未来への希望が見えない状態がつづく。人生に嫌気がきしたり、ひどくセンチメンタルになったりする。

月のカードの意味

イメージ

迷い|イマジネーション|偽り|動揺|夜|長引く状況|不安|表と裏|隠れた敵|未来からくる恐れ|ごまかし|情緒|変動

解説

このアルカナのテーマは、不安です。このアルカナは、逆位置の方がよい意味になります。
正位置では、内面からわきあがるさまざまな予感と現実とが区別できなくなる状態を表わし、逆位置は、そのような妄想が次第に消えて行き、真実があらわになってゆく過程を表わしています。

 

手前に池があり、そこからカニがはいあがろうとしています。池のほとりには犬と狼がいて、月に向かつて吠えています。
池からは道がのびています。道の両脇には塔が立っており、まるで門のように見えます。

 

アルカナの光の強さだけに注目すると、光は星、月、太陽と順次強くなって行きます。星は希望を意味しました。月は、その希望が本当にかなうのではないかという大きな予感がある一方、その予感は幻滅に終わるのではないかと言う恐れがいりまじっている状態を意味しています。

 

水の中からはいあがろうとしているカニは、起きつつある事件を象徴します。この正体はまだつかめません。それで、犬と狼は吠えているのです。カニで象徴されるものがなにかわからないため、予感と不安がいりまじります。
 
このときの精神状態は大変不安定でうつろいやすく、夢みるような気分になったり、わけのわからない不安と恐怖に変わったりします。
中央に見える道は、事件がたどる経過を象徴します。門を超えることができれば、道は順調で平坦です。

 

満ちては欠け、欠けてはまた満ち、つねに形を変える月は、定まらない状況や不安な心を象徴します。
タロットの月のカードも同様で、次々変わる見かけに惑わされないようにという、警告の立味合いも合んでいます。
 
また、見えない月の裏側に何が潜んでいるかわからないように、未知なるものへの恐怖心も表します。想像力が豊かなあまり不安が非ることもあるでしようが、そうした動揺は感受性の鋭さゆえにもたらされるもので、それがプラスに作用する場合もないとは限りません。
 
心の声に耳を傾け、目には見えない具実に耳を目を向ける事です。

正位置の
キーワード

  • 曖昧な状態なのに状況は変化している
  • 隠し事やごまかしをする・される
  • 迷いや悩みが募り思いつめて出口が見出せない

周囲を変えることより、自分が変わることで解決を

状況の変化に振り回されがちです。柔軟な対応で上手に乗り切る必要があるでしょう。隠し事やごまかしをして、平気でいられるでしょうか。後悔しないように、良心に恥じない行動lこ徹しましょう。また逆に、隠し事をされたり、ごまかされてしまう恐れもあります。
十分な警戒を心がけ、行き詰ったら思い切って気分転換することです。周囲が変わらなければ、自分を変えればよいのです。

胸騒ぎ、不安、虫の知らせ、予感、恐怖、懸念、うそ、誤謬、うつろいやすさ、幻滅、秘密の行動、秘密、スキャンダル、危険、状況の変化。家庭、家族、夜、夢、感 情、墓地、故郷、アニメーション、漫画、ファンタジー。

考えはまとまらず、泥沼のようになり、恐怖、不安の念、欺かれるのではないかという気持ち、虫の知らせなどに悩む。
どういう観点から考えても将来の展望がはっきりしない。
理由はわからないが、失敗してひどい幻滅を味わうのではないかという不安におびえる。 うそがばれて、むくいを受ける。
人の言葉や行動によってひどく幻滅する。
嫌な予感が当たる

逆位置の
キーワード

  • 不安だった事が落ち着いてくる
  • ピンチやトラブルがギリギリで回避できる
  • 危機回避の心がけをする事でうまくいく

冷静に見る事でわかってくる不安の正体

不安や恐怖から目をそらさす、しっかりと凝視する姿勢で挑めば思いのほかたやすくその正体を見極めることができ、自然とどうしたらよいかがわかるでしょう。ピンチやトラブルは、思ったより間近に迫っているようです。でも、それも機転の利いた行動で逃れられるきざしです。困難は的確な判断と行動で乗り切ることができます。悪状況を長引かせない覚悟で取り組んでください。

真実を見つける、うそがばれる、偽りの恋心に気づく、ちょっとしたスリルを味わう、直観的にひらめく、インスピレーションが冴える。
破滅と絶望の時期の後、あなたは成功を勝ち得る。そしてすべてはうまくゆき、ハッピーエンドを迎える。
二度と得られないとあきらめていたものを見つけることができる。
失ったものと同じものを手にいれる。 不安は根拠のないものだったと分かり、安堵する。
なにかが復活する。 変化が新しい展望を聞き、自分自身が新しく生まれ変わる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
予感めいたものが、次々とわきあがり、現実と予感とが混じり合って、不安と期待 が胸のなかで踊り狂う。
なにが真実か、なにが事実かわからなくなる。

 

●逆位置
争い、紛争、混乱、絶望をまねく古い傷や原因が消滅する。 大きな危機を乗り越えると、そこは新しい日の光が射す場所である。

太陽のカードの意味

イメージ

生命|快活|結婚|エネルギー|みなぎる力|資産|子ども|達成|無邪気|バイタリティー|若さ

解説

このアルカナのテーマは、光です。このアルカナは、正位置がよい意味を表わします。
正位置では、展望が聞けて、あらゆることが充実してくる状況を表わします、逆位置は、ちょうど太陽のうえにいっとき雲がかかって暗くなるように、展望が曇り、好調だった状況に少し水がさされることを表わします。

 

子供が白馬にまたがって、旗をなびかせながら行進しています。子供の後ろには塀があり、前景と背景を分断しています。
背最にはひまわりが咲いて、頭上には太陽が光を放射しています。

 

死神、節制、悪魔、塔、星、月と、闇か夜の風景が続いてきました。それがこの太陽ではじめて明るい昼になります。
夜を舞台としたアルカナは、内面的なことを中心的なテーマとしています。昼のアルカナは、自分の方から外部に積極的にはたらきかけることが主要なテーマになります。

 

子供は白い馬に乗っています。子供は可能性の象徴です。馬は潜在的な可能性を象徴します。白はそれがよい結果を生むことを暗示します。子供が旗をもって乗っていることから、この可能性はうまくコントロールされて、順調に成長することが分かります。

 

旗は、なにかの理想、を象徴します。ですから、この成長はなにかの理想に向かつての成長を意味しているわけです。子供は旗に向かつて進むのではなく、自分が旗を持っています。これは、与えられた目標に向かつて進むのではなく、主体的に自分の望む方向に進んでいることを意味しています。

 

子供のいる場所は、塀で仕切られています。これは、安全な場所でこれから新たな創造がはじまることを意味します。
太陽の光は、理性の光です。太陽の光は、子供に遠くまでみわたせる展望を与えています。理性の光で照らしだすことによって、ものごとの見通しがたってくるさまを表わしています。

 

塀の向こうに見えるひまわりは、小さな太陽です。これは、星のアルカナでは小さな星として錨かれていました。小さな星がひまわりに変わったのは、他の願いも実現し、花を咲かせはじめたことを意味しています。塀はここでも、問題を分割して、ひとつずつ片づげていくことが勝利の近道であることを教えています。

正位置の
キーワード

  • 何事にも積極的に取り組む事でチャンスを掴む
  • 何かを生み出す分野での成功
  • 自然でオープンな関係、公認の仲

勝利や成功はもう目前

エネルギーに満ちあふれ、とうてい困難と思われることも難なくやってのけるパワーがあるときです。成功や勝利は手の届くところにあるでしょう。着々と物事を進め、すばらしいものを生み出す能力に恵まれます。チャレンジすることが目的の達成や合格、願望の成就をもたらすときですから、伸び伸びと行動しましょう。自然体の堂々としたふるまいが、周囲に認めさせる力になります。

人々、世間、社会、公のもの、魅力、自分のイメージ、体面を取り繕うこと、恩恵、慈善、精神的探求、啓蒙、主張、達成、完成、成就、勝利、成功、満足、信頼、幸福、結婚、共同、合弁、愛情、友情。 ひかげ ひなた。
日陰から日向に出たように、状況がぱっと明るくなる。

ある人が新しい計画、新しい支持、新しい企画を持ち込んでくる。それは将来の結婚あるいは仕事上のパートナーシップを予感させる。
あなたの仕事や計画やあなた自身をアピールする絶好のチャンスが回ってきて、もっと人自につく目だつ仕事をする道が聞ける(イベント、マスメディアなど)。

逆位置の
キーワード

  • 甘えや依存しがちになる
  • 子供じみた言動で周囲からの信頼を失う
  • 持久力のなさから中途半端な結果になる

自己責任でする行動が大切になる

むやみに人を頼ると、後で大きなツケを支払うことになります。自分でうまくできないからと、言い訳をしたり責任転嫁するのは間違いです。自己責任のもとに、自力で道を切りひらいていく必要があるでしょう。事は確実、慎重に運ばなければなりません。
周囲の期待を裏切らず、つねに一定のペースをキープする長距離ランナーのような姿勢がポイント。

いきあたりばったりで計画性がない、一時中断、計画にかげりがさす、婚約破棄、中絶、流産、わがまま、つづかない趣味、活動力の衰え。
当面、何も明確にならないし、解決もしない。 結婚、仕事上の共同の話は望んだようにはならず、白紙に戻る。
正しい行動をすれば、再び太陽は輝く。
すべての意図と目的は善良なものであるべきだと思う。そのため悩むことになる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
新しい仕事のイメージが具体化し始め、魅力的な仕事の申し出やパートナーシツプ の申し出がある。

 

●逆位置
職場環境が悪く消耗してしまう。すぐにでも、精神的な面での回復措置を取らなけ ればならない。
新しいことを始めたり、忍耐がなければ成功しないような関係を築くのに、この時 期は適当ではない。