タロット占い研究所

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ソードの意味

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ソードのエースのカードの意味

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新しいもの|言葉の力|伝達|思想|哲学|主張する事|伝える力|強い意思

解説

このアルカナは、言葉の強い力を象徴します。正位置では、それが正しく使われていることを意味し、逆位置は、それが誤った形で使われていることを意味します。

 

ソードは風の力を意味します。その中でもエース(1)は風の力の根元、言葉を意味しています。
言葉によって作られた人間のコミニュケーション活動などを表しています。

 

身近なものでは、電話、伝言、提案、宣伝、うわさ、書類、雑誌、書物などがあります。
さらに約束、待ち合わせ、電話連絡、バイクや車などの輸送や交通の手段も風のカのあらわれです。
これらがさらに高度になると、思想、哲学、主義、主張、などになります。風の力は、思考力や論理構成力に関わっています。

 

風の力が鋭い剣のようなものだということになります。風の力は、使い方を誤れば、人を傷つけ、また自分をも傷つけます。
しかし、剣を捨てるわけにはいかないのです。風の力は、平和を守る正義の剣だからです。平和を愛するなら、それを守る剣が必要なのです。

 

風の力を使いこなすのは、剣の道を修めることに似ています。剣の道が心の道であるように、風の力もまたそうなのです。

正位置の
キーワード

  • プロジェクトなどで人の助けが得られる兆し
  • 新しいキャリアの方向がはっきりする
  • 緊張は緩和し、自分自身と自分の周囲の雰囲気が変わる

新しいものが生みだされるきざしがあるが、そこには試練も伴うだろう

身を切るような努力をしながら、津身の力で望むものを手に入れることを表しています。それは仕事や芸術表現かもしれませんし、恋愛・愛情関係かもしれません。力だけでなく、知性も含め、全力で向かうことが肝心でしょう。なまぬるい感情など入り込む隙がないほどの試練も予想されますから、人の温情に期待することなく、自力で道を切りひらいていきたいものです。また、新たな価値観やトレンドの台頭も見られます。ここにもシビアな判断が必要です。

支配、野望の達成、征服、主義の勝利、力、成功、繁栄、決意、相手を口説き落とす。
社会的地位の獲得、社会的認知、やり遂げねばならぬ大事業。法、律法、法律。
プレッシャー、緊張、意思伝達やコミュニケーションに関係するフラストレーションがたまり、それが怒りやヒステリーという形で爆発しそうな状況。
仕事、技量、能力で認められる。

逆位置の
キーワード

  • 反対するものを容赦しない厳しさで孤立する
  • あらゆることを自分の思い通りにしないと気がすまなくなる
  • 自分は正しいという独善的態度をとり人をきびしく非難する

冷静な判断で知性を持った対応を

ソードのエースの逆位置は、正位置のカードとおおむね閉じような意味合いを示します。ただし、起こりうる出来事は正位置の場合より穏やかでしょう。正位置か‘大嵐としたら、逆位置は小さな嵐という感じです。ただ、ここでの出来事に張り切りすぎたり、攻撃的な対応をしてしまうと、たちまち状況は悪化する気配です。現状はどうあれ、過剰反応には十分に気を付け、知性を伴った言動を心がけることが大切です。くれぐれも感情的にならないように要注意です。

気まぐれな行動、危険が多い、悪い結果を招く、犠牲を強いられる、強い妨害や反対に合う、非常な仕打ちを受げる、愛の失敗、崩れる権力と地位、多くの敵。強引な行動が裏目にでる。高価な犠牲をはらって、勝利を手にする。
主義主張や原理原則をとことん貫き通す。

メモ

時間的変化

 

●正位置
この期聞が終わるとき、不思議なことに、昨日の問題とは縁が切れる。人生のあら ゆる側面でバランスが回復される。
まもなく、プレッジャー、緊張、不安が消えて行く。 満足、感情的充足、人気上昇が訪れる。

 

●逆位置
世の中にある不公正や不平等に怒りを感じるようになる。
白黒をはっきりつけたくなり、極端で過激な言動をする。

ソードの2のカードの意味

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公平|均衡|バランスを保つ|板挟み|利害関係|その場しのぎ|早とちり

解説

このアルカナのテーマは、平和です。正位置も逆位置も人物に焦点が当たっています。
正位置は目隠しされた状態に、逆位置は目隠しがとれた状態に対応します。正位置では、均衡状態の達成を意味し、逆位置は均衡が破れた後の状況の進展を意味します。

 

少女は剣を持っています。少女が剣を持つのは、風のアルカナではこのアルカナがはじめてです。正義が全うされ、公正と平等とが回復されたのです。
空が晴れ渡っていることと、月が美しく輝いていることが、このことを象徴しています。三日月のかかる穏やかな海岸は、よろこびへの予感を象徴しています。

 

2つの刀は均衡を保っています。バランスを保ちつつも板挟みになっている状況を表しているようにも見えます。

正位置の
キーワード

  • かろうじて均衡を保っている状態
  • その場しのぎの対応で思うように進むことができない
  • 強い精神力を必要とする局面にいる

公正な判断をすることで、一時の休息と進むべき道が与えられる

直面する課題に対して真剣に向き合い、強い精神力をもって取り組む必要があることを告げるカードです。公正な判断力や冷静な理解力も試されることになりそうです。その場しのぎのつじつま合わせでは、とてもこの場を乗り切ることはできない、という警告でもあります。確かに周囲との信頼や協調関係も大切になりますが、それは心情的なことより、互いのメリットを考えてのことです。割り切った関係を築けるようなら、昧方も少なくないでしょう。

均衡、行き詰まり、相殺。親しき、やさしさ、調和、友情、共同、ナイープな愛。
政治的、哲学的、思想的闘争。戦いのない勝利、しばしの均衡状態。一致点を見いだす。
恐れ、疑い、混乱があるにも拘わらず期待を持って前進すること。決心すること。 支援をしてくれ、よく応えてくれる友だちと団結すること。
ものごとが一種の均衡状態に達し、一時的な平和が生まれる。
個人的な人間関係、仕事上の仲間など、人間関係のねじれに関して複雑な感情を抱く。
安らかな心を取り戻し、前進できるようにするためには、それらを正さなければならない。

逆位置の
キーワード

  • 多少の障害はあるが成功できる兆しがある
  • 困っている人を助けるなど人の力になることで道が開ける
  • 第三者の力で欲しいものを手に入れることができる

見切り発車からの誤算がある

よく考えもせず行動することによって、自らを傷付けてしまう危険性を表します。闇雲に動いたとしても、よい結果を得られそうにありません。周囲の状況を注意深く観察し、結果を見る必要があることなら、それを待ってから判断し、行動しましょう。場合によっては臨機応変で柔軟な対応が必要になるかもしれません。強い意志の力で衝動を抑え、先を見越した計画と行動力をもって対処することが賢明です。場当たり的な行動は、くれぐれも謹んだほうが無難です。

うそ、偽りの恋、不誠実、二重人格、浮気、裏切り、孤独な生活などの終わり。
事態が動き出す、停滞から脱出する。 だれかが現われ、欲しいものを手に入れることを助けてくれる。そして、仕事や恋愛を成功に導いてくれる。
新しいアイデアを実行に移す乙とに成功する。 いくつかの面で成功を達成することができる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
事態は均衡状態に入る。
二つの力が均衡し、動きが止まる。 見えない障害にぶつかり、計画に一時的な遅れが生じる。さらに前進するためには、
計画に若干の変更が必要になる。

 

●逆位置
均衡状態が破れ、事態が一気に動き出す。 トラブルと抗争は終わりを告げる。
悩みのほとんどは根拠のないものだったことが判明する。 この期聞に皮肉な運命のねじれを経験する。前には欲しくなかったものが欲しくな
る。

ソードの3のカードの意味

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不和|不調和|失望|張り裂けそうな思い|失恋|別れ|涙|混乱|困惑

解説

このアルカナのテーマは、悲しみです。
このアルカナは、遠景がなく、人物もいないというめずらしい構図です。正位置では、破局にいたるまでの過程が強調され、逆位置では破局以後の状況の進展に焦点が当たっています。

 

悲しみという名の雲に閉ざされた心には、涙という雨が降りしきり、周りの景色は 見えなくなります。剣がつきささった心は、傷ついた心を象徴しています。

 

願望では、愛する人に戻ってきて欲しい。 無風状態、憂欝なふさぎ込みから抜けでたい。なにか新しいことを始めたい。などが考えられます。

正位置の
キーワード

  • 避けられない定め
  • 耐え難い状況だたじっと耐えるしかない
  • これまで味わったことのないような深い悲しみ

どんなに願って避けて通れない悲しい出来事がある

日々の営みの中には、どうしても避けて通れない別れや悲しみ、苦しみがあるものです。そうした悲しい出来事を表しているのが、このソードの3です。誰が悪いわけではなく、もちろんあなたのせいでもありません。人には悲しみ、苦しみが降りかかつてくるものですが、そのとき、もがけばもがくほど傷力が深くなることもあります。避けられない定めにじっと耐え、時間とともに苦しみや悲しみがやわらぎ、傷力、癒えるのを待つことも大切なのです。

破局、喪失、悲しみ、不和、疎外、移転、離散、分裂、別れ、人生の目標の喪失、不幸。
断交、傷心、分割、離別、不在、雨。 個人的人間関係、仕事の遅れ、外面上の影響。闘争、逆境、別れ、失望。
そしてその後に続く、再構成、再編、再建、刷新。絶望、スタミナが尽きる。 あなたが追いかけていたものが永久に去ってしまい、それが二度と戻ってこないのではないと感じる。

逆位置の
キーワード

  • 本来の目標ではないずれたところで成功する
  • 自体はよくなく、この状況はしばらく続く
  • 問題を解決するためにできることがない

時間をかけて状況と心が変わるのを待つ

ソードの3の逆位置は、正位置の意昧合いをさらに深めるような事柄が暗示されます。降りかかった痛みや悲しみが癒えるまでに、長い時聞を必要とするでしょう。自分ではどうしたらよいかわからず、心の迷路に入り込んでしまうかもしれません。すべてを誰かのせいにしたり、逆恨みするようなこともあるでしょう。でも、それでは悲しい過去を引きずるばかりです。混乱の中から自ら安寧の境地を生み出し、再生していく強さを身に付けたいものです。

誤り、失敗、愛の破綻、別離、離婚、精神上の譲渡、混乱、不義、不倫の恋。
救えるものを救う。しかし、事態はまだ完全には終わっていないし、解決もしていない。
仕事や恋愛で新しいスタートをする。損傷を受げたものを修理し、再建することができる。失ったものと思っていた人と 突然関係が復活する。
意中の人とは別の人から愛、愛情、優しさを受け取る。

メモ

時間的変化

 

●正位置
いつか事態は好転すると言う希望は消え、望むことすべてが完全に手の届かないも のになり、いちばん起こって欲しいと思っていることは決して起こらないと感じる。

 

●逆位置
あなたが好むと好まぎると、変化は起きる。必要なものを手に入れる。敗北あるい は損失と思えたものがもっとよいことの先駆げとなる。
完全な変化がある。否定的な状況や遅れは完全に解消する。新しい秩序が確立され る。それはこれまでのものよりずっとよいものになる。トラブルを解決する時期がきている。

ソードの4のカードの意味

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一時避難|休養|一時休戦|退避|充電|回復

解説

このアルカナのテーマは休戦です。正位置では、横たわっている騎士に焦点が当てられ、逆位置では、ステンドグラスの窓に焦点が当てられています。
正位置は、活動 状態から休息や静止状態への移行過程と静止状態そのものに焦点が当てられ、逆位置では、静止状態から活動状態へ復帰する過程に焦点が当てられています。

正位置の
キーワード

  • 事業の刷新あるいは開始
  • 心配な状況から解放される
  • 体力的にも心も休養が必要な時期

回復や復活のために一時的な休養が必要

どんなに力強くエネルギッシュでも、絶え間なく動き続けることはできません。このソードの4は、一時的な休養、一時休戦、問題解決のための小休止などを表します。一度立ち止まり、休みを入れることによってさらなる活力や推進力を蓄えることができるのです。
休養することで今までの行動を振り返ったり、次のタイミングをはかるゆとりも出てくるはずです。ジャンプの前には体をかがめるように、成功のためには充充電期間が大切なことを忘れずにいましょう。

休息、静止、戦いの後の休息、祈り、補充、流浪、追放、返却、心の傷。体力や気力の回復、安楽死。

逆位置の
キーワード

  • 休息することで答えが見えてくる
  • 決意が固まり行動の意欲が生まれる
  • 自分のやり方で物事をやれるようになる

休息のタイミングを逃さぬよう注意が必要

休養も一時停止もタイミングが大切ですが、このカードが現れると、そのタイミングがうまくいかないことを表します。場合によっては有意義な充電期間ではなく、無駄で浪費のようなスル休みや不本意な中断にもなりかねません。どのタイミングでどのような形の休養、停止を取るか、よく考える必要があります。また、自分は休みたくないのに無理やり休まされてしまうような可能性もあるので、周囲の動向にはくれぐれも注意したいところです。

病気からの回復、気力や体力の充実、再開、復帰、準備が整う、活気がもどる。
支援を得る。 仕事の再開・復活。社会への復帰。
愛や恋愛を引き寄せることができる。 人々の支持を得られる。 誰かに呼ばれ想像をかき立てられる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
精神的な疲れを感じる。人生にはたくさんの問題があり、そのどれもが一朝一夕に は解決しそうもないように思えてくる。たとえ解決したとしても、それがなんになる のかと疑問に思えてくる。絶望感や空しさがこみあげてくる。
今現在の困難が自分の人生にとってどういう意味があるのか自問自答をする。しかし、答は見つからない。

 

●逆位置
精神は落ちつきをとりもどす。困難な状況は、変わっていないが、あなたの精神的 姿勢は、敗北者のものではなく、決然と立ち向かう者の精神に変わっている。不当、不公平、不公正と感じる状況に対処する方法が見つかる。

ソードの5のカードの意味

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嫌悪感|暴力|争い|敗北|左遷|リストラ|汚名|不名誉

解説

このアルカナのテーマは敗北です。正位置では、手前にたっている人物に焦点が当てられ、逆位置では背景にいる人たちに焦点が当てられます。
正位置ではなりふりかまわぬ強欲な態度で物質的勝利を手に入れる面が強調され、逆位置ではすべてを失う点が強調されます。

 

カードの絵では、一人の男が自分だけ剣をひろい集め、他の者は彼に背を向けて去って行く姿が描いてあります。
これは、敵の男の自分さえよければよいという利己的な態度を象徴しています。

 

背景の雲、逆立つ男の髪、波立つ水面は、利己的な考え、それにとりつかれた魂、それが引き起こす感情的対立を象徴しています。

正位置の
キーワード

  • 自分が優位に立とうとして周囲との関係が悪くなる
  • 利己主義があだになり失敗する
  • 容赦しないやり方で勝利を得る

争いにより相手をやり込め優位に立つことばかり考えている

仕事や恋愛、学問など、人は何かと競い合い、自分が優位に立とうとします。それは人間の本能であり、向上心、ひいては進化の源となっているのかもしれません。ソードの5は、そんな人間の争いを表します。しかも、ただ相手を打ち負かすだけではなく、プライドをズタズタにするような凄まじさをはらんでいるようです。その是非はともかく、そこまでするからには逆に攻撃される場合を想定し、覚悟をもって防御法も考えておかなければならないでしょう。

執念、征服、破壊。左遷、損害、不名誉。葬式。 激しい争い。疑心暗鬼による激しい執念。怒りによる激しい攻撃、容赦ない追求。 見えない問題、予測できない問題、抗争、敗北。デリカシー、他人の感情に対する配慮に欠げる。なりふりかまわぬ、強欲な態度。
長い間求めていたものを手に入れることができる。そして、それを追いかけなくてもすむようになる。

逆位置の
キーワード

  • 失敗を繰り返してなかなか進めない
  • 関係修復の必要性があるのにそれをしようとしない
  • 卑怯な手段をってしまう・使われる

自分で決めた行動をとった後で思いもかけない内面の葛藤に悩まされる

ソードの5の逆位置は、正位置のカードの意味合いがますます強まり、すさんだ風景がイメージされます。破綻や転落、負傷の程度も深くなりますから、状況が深刻化していくのを食い止めるのは難しそうです。また、関係修復や名誉回復など、復活への道のりも遠くなってしまうでしょう。心身ともに手負いの状態になる可能性が示されていますから、いかにダメージを少なくするか、可能ならば争いを回避する道を模索するのが賢明と言えます。

不幸、病気、損失、失敗、浪費、 トラフ令ル、激しい怒り、横領や不正の発覚、失敗の見込み、自殺、殺人、葬儀、埋葬、友人が出会うかも知れない不幸、死。医者の言うことや、自分の健康状態で悩まされる。
ほとんどあるいは全く助け、理解、共感が得られない。彼らはただプレッシャーを増やし、フラストレーションを増し、責任を重くするだけ。
思いのほか長く待たされることになる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
自分の利益しか見えなくなり、他人の感情にまで気が回らなくなる。そのため、物 質的な利益を手にするが、多くの人の感情を傷つけてしまう。

 

●逆位置
強欲きが裏目に出て、人々はあなたのまわりから去って行く。物質的な利益も得ら れなくなる。心や気持ちの大切さに気づくが、そのときには手遅れとなっている。そ の隙につげこまれて、大きな損失をする危険性がある。

ソードの6のカードの意味

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予想外の移動|転居|転職|移行期|困難からの脱出|方向転換|撤退

解説

このアルカナのテーマは、心配の後の成功です。
正位置も逆位置も、船に焦点が当てられています。正位置は、冷静かつ客観的になって慎重な行動をとることで、困難から脱出できるということを暗示し、逆位置は、感情的になって困難からぬけられなくなることを暗示しています。

 

剣に守られて河を渡る姿は、困難の後に来る成功をあらわ しています。
川を渡るということは、一線を越えるということを象徴しているのです。

正位置の
キーワード

  • 状況はゆっくりと好転するが望む結果を得るにはまだ問題が残っている
  • 悩みつつもだまって引き下がるがそれが成功に結びつく
  • 損失を埋め合わせるようななにかを獲得する

想定外の展開でも成りゆきを見守り流れに身を任せるのが無難

予想外の展開によって、着地点が思ったところからはずいぶん離れてしまうことを表します。でも、人生は思うようにいかないことばかりです。それを必要以上に悲観することはないでしょう。なぜならこのソードの6は、自分の実力で解決できることを示しているからです。一見たいへんそうに見えることでも、あなたの力をもってすれば必ず乗り越えられるはずです。ある程度の妥協や柔軟性も必要になるでしょうが、それも納得できる範囲です。

水上旅行、航海、困難の中での新しい出発。慎重な前進。困難の後に来る成功、心配の後に来る成功。
多くの人々、専門家、経歴上のゴール、仕事上の人間関係に関係する評価、意見、障害、問題。
仕事や個人的関係に関する大きな障害はまもなく解決される。それがいつかはわからないが、真近であることは確か。

逆位置の
キーワード

  • ゴールへの道は想い描いていたものとはほど遠く少しも平坦ではないことに気づく
  • 思うようにことが進まない、途中で挫折する、干渉が強くなる
  • 多くの障害や干渉がはいり、ものごとが思うように進まない

想定外の展開でも成りゆきを見守り流れに身を任せるのが無難

状況を変えなければならない事態になっているというのに、身の振り方がわからない心境を表します。関係改善の必要性カずあっても、どうすればよいかわからず、こう着状態から抜け出せないといった感じです。ここでは行き先を変えるより、その行き方を変えることでうまくいくでしょう。変なこだわりは捨てて、いかに合理的に判断、行動できるかを考えたいところです。また、不注意による失敗を避けるためにも、頭脳プレーを心がけることが大切です。

暖昧な態度、計画の頓挫、押しつけがましい親切。

メモ

時間的変化

 

●正位置
困難な状況のなかから静かに脱出してゆく過程を意味する。慎重な行動と冷静で客 観的な判断によって、抜け道を見つけだす。現在ぶつかっている問題が解決するわけ ではないが、そこを波風をたてることなく、無事通過することで、先に進んで行く。
慎重に進むことで、次第に困難な状況から解放されて行く。

 

●逆位置
慎重に進むべきところで、波風をたててしまう。そのため、よけいな干渉や妨害を 自ら招き寄せてしまう。

ソードの7のカードの意味

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不安定|不確実|誘惑|駆け引き|浅はかな言動

解説

このアルカナのテーマは、逃避です。正位置では剣を持ち去ろうとしている人物に焦点が当てられ、逆位置では背景のテントに焦点が当てられます。
ここでは、正位置を悪い意味にとります。正位置は、困難にぶつかったときにそこから逃避したくなる心理状態とそれが引き起こす結果を意味し、逆位置は、思いがけないところから解決の糸口が得られる状況とその結果を意味します。

正位置の
キーワード

  • 優先順位をどうつけたら良いか悩んで段取りがつかない
  • 壁にぶつかつて悩みが生じる
  • 本題からそれてしまいなかなか状況が改善しない

出来心から些細な不正に手を染めてしまう可能性の暗示

「このくらいなら平気だろう、みんなやっていることだから」などと、後ろめたさを感じながらもついついやってしまいがちな不正や「ずるい」ことを表します。大きな罪に間われるほどのことではないのが、逆にたちの悪いところとも言えるでしょう。ただ、それをあなたの良心は許すのでしょうか。ささいなζまかしか¥時には大きな波紋を呼び起こすこともあります。そのことを踏まえ、自分の言動には自分で責任を持つことが求められます。なにをしようと、自分自身はごまかせないはずですから。

試み、新計画、希望、自信、努力。 疑い、新しいアイデア、希望、期待、方針の再検討。
不安定で不確定な状況、内省、分析、完成、優先順位、自己防衛、家族、パートナ一、健康。横道への誘惑。

逆位置の
キーワード

  • 正しい優先順位を見出せ成功につながる
  • 事態の真実の姿を見られるようになる
  • 予期しない有利な状況や利得をまもなく得る。それは秘密のうちに得られる

フェアな態度で臨むことが解決の糸口になる

狡猾で抜け目のない行動や、私利私欲に走ってしまうことへの警告を表します。そんなことをしても結局は得るものが何にもない、ということを告げているのです。周囲の批判にさらされたり、反省を促されるような出来事が起こるかもしれません。けれども、そこで見捨てられてしまうわけではないようです。正しいアドハイスを与えてくれる人物の登場も予感されますから、あとは自分自身がしっかりと聞く耳を持っかどうかにかかっています。

よいアドバイス、よい栢談、客観的な判断、健全な計画、希望が生まれる、見通しがたつ、思いがけず聞けてきた未来。

メモ

時間的変化

 

●正位置
壁にぶつかつて身動きがとれなくなる。よいアイデアや解決方法が見つからず、逃げ出したくなる。
そのため、関係ないことや本題からはずれたことに目が向いてしまう

 

●逆位置
まもなくよいアイデアやアドバイスを得て事態をうまく決着させることができる。しばらく休息とリラックスのための時聞を取ること。

ソードの8のカードの意味

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停滞|拘束|束縛|活動の停止|制限|抑制|理屈っぽくなる|危機|悪い知らせ|非難|中傷

解説

このアルカナは、逆位置の方がよい意味になります。正位置も逆位置も人物に焦点が当てられます。
正位置では目隠しの状態を、逆位置は目隠しがとれた状態に対応します。
正位置では孤立無援、四面楚歌という状況を意味し、逆位置ではそのような状況が次第に解消してゆくという過程を意味します。

 

彼女が目隠しをされていることは、彼女には正しい情報が伝えられていないために、どう行動したらよいかの指針が見つかっていないことを示しています。
また、手が縛られていて、彼女が剣を持っていないことは、彼女が世間を相手にどう説得したらよいのか、そのシナリオがまだできあがっていないことを暗示しています。

正位置の
キーワード

  • 状況を自分の力では変えられないことに気づく
  • 八方塞がりの状況で、今は耐えるしかない
  • 光が見えてくるまで待つしかない

一時的に束縛される事態にはなっても今はまだ動くべきではない

自分の本来の力を発揮できず、もどかしい思いをすることを表します。しかし、そのおかげで逆にリスクを回避できているとも理解できる、痛しかゆしの状況でしょう。とはいえ、身動きができず拘束されたような状態は一時的なものです。運勢は絶えず変化していて、ずっと同じところに留まることはありません。今はただ派手に動かないほうがよい時期、ということです。いずれチャンスはやってくるはずですから、それまで力を温存しましょう。

不安、孤立、悪いことが重なる。 引き下がる、幽閥、投獄、逮捕、制限、抑圧、ハンディキャップ、事件、健康問題、危険、困難、座礁、焦燥。
悪いことには悪いことが重なる。完全に状況にからめとられていることを感じる。

逆位置の
キーワード

  • 待つことの大切さを知る時
  • ずっと悩んでいた事柄の出口が見えてくる
  • 束縛や恐れていたことから解放される

よくないと思っていた状況が身を助けることになる

自分の本来の力を発揮できず、もどかしい思いをすることを表します。しかし、そのおかげで逆にリスクを回避できているとも理解できる、痛しかゆしの状況でしょう。とはいえ、身動きができず拘束されたような状態は一時的なものです。運勢は絶えず変化していて、ずっと同じところに留まることはありません。今はただ派手に動かないほうがよい時期、ということです。いずれチャンスはやってくるはずですから、それまで力を温存しましょう。

制限がなくなる、干渉が消える、やっとオープンにできる。出口が見えてくる。
制限の多い抑圧的な状況から抜け出すことができ、思いが砂ない経済的な利益や仕事上の利得を得ることになる。
不運な状況を克服する力を得る。 新しい冒険、大きな買物、仕事上のチャンスがまもなくやって来る。

メモ

時間的変化

 

●正位置
あなたは予期しない問題や突然のハンディキャップにより防御を絶たれてしまう。
泣きつつらに蜂のように、悪いことに悪いことが重なる。

 

●逆位置
まもなく、あなたは抑圧・幽閉状態を脱出し、新たな自由を手に入れる。ただし、 状況を自力で変えることはできない。いつのまにか、制限が消滅する。
制限の多い条件を解決することや抑圧的な約束を解消することにより新たな自由を手に入れる。

ソードの9のカードの意味

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悲しみ|絶望|苦悩|後悔|失敗|失望|疑惑|悲惨|心配|不安|おびえ|孤立

解説

このアルカナのテーマは、恐れです。正位置では窓のない部屋で手で顔をおおっている女性の姿に焦点が当てられます。
逆位置では光が射してくる状況に焦点が当てら れます。正位置は不安が増大し、極限に達するまでの状況を表わし、逆位置はそこから解放されてゆく過程を表わします。

 

窓がなく、明りのない暗い寝室は、閉ざされた内面の葛藤を象徴しています。

正位置の
キーワード

  • 情報が決定的に不足しており状況の認識ができない
  • 仕事や恋愛において大変な忍耐と自己抑制を要求される
  • 虚偽と真実、事実と妄想の区別がつかなくなる

大きな悲しみに襲われどうすることもできない絶望的な気持ちになる

悲しみと絶望を表すのが、このソードの9です。自分ではどうしようもないくらい落胆して、気力さえも失ってしまいそうです。でも、それはもしかしたら自分だけの思い込みかもしれません。他人には取るに足らないことなのに、重大だと思い込んで悲嘆している可能性があります。まずは客観的に状況を見る必要があるでしょう。とはいえ絶望的な気分から立ち直るには多くの時間もかかりそう。場合によっては信頼できる相手に忠告を求める必要があるでしょう。

失望、不幸、悲しみ、遅れ、宿命、後悔、辞任、敗北、失敗、死、流産、中絶、破壊、損失、喪失、剥奪、荒廃、 監禁、不和、不一致。
増幅される恐怖と不安。際限なく広がる空想、がもたらす不安。将来に関する心配。誰かの将来に関する心配。
いまのままでは、破局にいたる。

逆位置の
キーワード

  • 経験を活かして新しい意識でものを眺めることができるようになってくる
  • 新しいインスピレーションを受ける
  • 壊れたものを修復したり傷ついたものを交換することができる

先を見据えて立ち直る努力も必要

絶望や苦悩から立ち直るだけの力が出てくることを示します。閣の中で沈んでいた状態から抜け出して、能動的に問題解決に乗り出そうとする気持ちになれそうです。また、それだけの情報やアドバイスも集まってくるでしょう。あせらず気持ちを整理して、問題を一つ一つじっくりと考えながら方策をめぐらせたいところです。場合によっては途中で再び気持ちが落ち込むこともあるかもしれませんが、自分自身と粘り強く向き合っていくことが大切です。

不安や恐れが事実でないことがわかる。不安の後の安堵、大きな喜び。平静さを取り戻す。孤立からの解放。仕事と恋愛の両方で、古い中から新しい可能性が飛び出す。

メモ

時間的変化

 

●正位置
不安や恐怖が次第に高まって行く。小さな不安や疑いが想像のなかで次第に大きくふくらみ、恐ろしい妄想になる。
この時期には、妄想を追い払う情報がどこからもやってこない。妄想が猛威をふるう。

 

●逆位置
事実を告げる情報がはいってきて次第に妄想が萎んでゆく。恐怖と不安から解放される。
すべて自分の想像力が生みだしたものであり、事実ではないことを知る。

ソードの10のカードの意味

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最悪の状態|自業自得|苦痛|不運|不幸|失望|悲しみ|涙|悶着|没落|滅亡|破産

解説

このアルカナのテーマは破滅です。正位置では倒れた男に焦点が当てられ、逆位置では、夜明砂(残照)に焦点が当てられています。
逆位置は夜明けと解釈するか、残照と解釈するかで意味が変わってきますがここでは夜明けと解釈します。

正位置の
キーワード

  • 予防線を張っておいたのにも関わらずそれが役にたたない
  • 誰かが約束を守らなかったために窮地に追い込まれる
  • 思い通りにものごとが進展しないことで悩む

最悪の状況に見舞われる可能性をはらむがそこで終わるわけではない

最悪の状況が訪れ、心身ともに打ちのめされるような展開を暗示します。その原因が自分自身にあったり、不運が不運を呼んで、ますます状況を悪化させてしまった可能性も否めません。ただ、社会情勢や世の中の流れなど、個人の力ではどうすることもできないことが発端となっている不運も考えられます。人は、ピンチのときほどその真価が間われるものです。いずれにしても状況はより深刻になりそうなので、腹をくくって事に当たる決意をする必要があります。

さらなる前進をするためには、まだ終わっていない仕事、停滞している状況をクリアにしなげればならない。状況を正さなければならない。

逆位置の
キーワード

  • 自分の人生の目的をはっきりさせる
  • 事態は予測しているのとはちがった方向に展開して行く
  • 将来は暗いと思っているが新しい道が次第に明らかになりつつある

どん底な状況も終わりが見えてくる

最悪の状況が訪れ、心身ともに打ちのめされるような展開を暗示します。その原因が自分自身にあったり、不運が不運を呼んで、ますます状況を悪化させてしまった可能性も否めません。ただ、社会情勢や世の中の流れなど、個人の力ではどうすることもできないことが発端となっている不運も考えられます。人は、ピンチのときほどその真価が間われるものです。腹をくくって事に当たる決意をする必要があります。

苦労の末の勝利、大胆な行動、好意と感謝を受ける、有利に運ぶ、目的に近づく、殉教を覚悟した行動。

メモ

時間的変化

 

●正位置
絶望的な状況において、最後の一撃を受ける。そして、ひとつのエピソードが結末 を迎える。最後の一撃は、自分が起こす最後の行動かもしれないし、思いがげない突
発事態かもしれない。

 

●逆位置
どん底が終わり、運勢はこれから上昇して行く。失われたものをもとに戻すことは できないが、その経験を生かすことはできる。
過去のしがらみがなくなり、行動に自由の余地が生まれる。その結果、チャンスを 生かせる可能性が高まる。