タロット占い研究所

タロット占い研究所

ペンタクルの意味

タロット占いに関するコラムです。

プロのタロット占い師によるコラムからプロを目指している見習いのコラム、公開鑑定などもあります。

公開鑑定は希望者を定期的に募集しています。

 

希望者はボタンをクリックして依頼してください。
鑑定は抽選になります。

 

公開鑑定を依頼する



ペンタクルのエースのカードの意味

解説

じっくりと時間をかけて育てるものをあらわします。例をあげると、財産、物質、資本、肉体、経験、経歴などがあげられます。

 

これらを育てる能力、例えば管理能力や運営能力なども地の力です。地の力は理想や願望を具体化する能力や力を象徴しているのです。
地のアルカナでは植物の蔦や石造りの建物がよく出てきます。

 

これは、地の力の働きが植物を育てることや石造りの建物を建てるのに似ているからです。
地の力のもたらすものは地上の楽園と呼ばれます。それは、理想、愛、正義がこの世にしっかりと実現された姿を意味するからです。

 

 

正位置では、物質的な基礎とその上にたつ精神的な喜びを意味し、逆位置では物質的な繁栄だけを意味する。
しかし、必ずしも精神的に不幸になるということではない。正位置は <世界><カップの9>とならぶよいカード。

正位置の
キーワード

  • 長く時聞をかけていたことが成果をあげはじめる
  • もう駄目になってしまったと思っていたものの中から新しいチャンスが生まれる
  • 安定した状況が生まれ、生活を楽しみ心から満ち足りた日々をすごせるようになる

確かな手応えを感じられる、新たな成功への道筋が見えてくる

目標を達成し夢を叶えるには、努力はもちろんそこに通ずる確かな道筋が必要です。ぺンタクルのエースは、その道筋が見え、成功が可能であることを表しています。このカードは、経済面や物質的豊かさが示されると同時に自分にとって価値のある事柄も含めて告げられる、と考えるとよいでしょう。それはただの満足感ではなく、他から見ても明白な実態のある成果です。今一度自分の夢を具体的にイメージし、その実現を強く思って前進する行動力を持ちたいものです。

持続、成長し、成長に時間がかかるがその成果は大きいもの。
時間のかかる長期計画。新しいものが古いものにとって替わる。時間の資金の投資。
金銭面では大きな幸運が訪れる。時間のかかることに関係する良いことがある。
長期的な計画はよいスタートをきる。 愛がしっかりと根づく。

逆位置の
キーワード

  • 未熟さゆえの失敗や損失
  • 強欲すぎて周りが見えなくなる
  • 心の底から願っているものを手に入れることができない

タイミングを逃して何度もチャレンジを繰り返す

ペンタクルのエースの逆位置は素質もやる気もあるのに、それがうまく働かない状況を表します。その原因は自らの未熟さ、強欲さにありそうです。その結果うまくいかなくなって投げやりになり、損をすることが多いのです。そうならないためには、まず自分の力を客観的に(多少控え目に)判断し、そこから一歩ずつ確実にステップアップしていく気持ちで方法や道筋を模索することが大切です。先々のことを考える前に、まずは足元をしっかり固めましょう。

守銭奴、物質主義者、強欲、金銭で物事を解決する、金銭による堕落、浪費、失敗、退廃、富、物質的満足。
自分の才能を発揮する場所が見つからない。 恋愛において決定的な行動に踏み切れなくて悩む。
最初にやっておけばうまくいったことをタイミングを逃したばかりに何度もやり直す羽田になる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
大きな幸福を約束する確実な第一歩が始まる。また、長い時間をかけて成長させて きたものが、しっかりと根づき、実を結ぶ。
このアルカナは富と繁栄の始まりを告げている。

 

●逆位置
富と繁栄の始まりを告げるが、質問者はもはや関心を失っているかも知れない。 物質的な利益を手にしてみると、精神的なものが欠けていることを認識しはじめる。
かつてあなたが熱中したすべての物が陳腐に、あるいは古くなってしまう。あなたは昔の情熱を取り戻すか、なにか別のものでその代わりになるものを手にいれようとする。

ペンタクルの2のカードの意味

イメージ

器用|優れた適正|レクリエーション|回復|循環|飾り気のない生き方|無欲|変化|楽しみ

解説

正位置と逆位置でほとんど意味は変わりません。
正位置では、手前の人物に焦点が当てられ、逆位置では、背景の帆船に焦点が当てられます。
正位置では、生活の浮き沈みや剃那的な生き方が暗示され、逆位置では、このような状態の終わりに近づき、よい方向へ向かつて収束していくことが強調されます。

正位置の
キーワード

  • どちらにするか悩んでいることに結論が出る
  • お金に関することは慎重に決めるべき時期
  • 先は見えてきたが判断をするにはまだ少し早い

絶妙なバランス感覚で臨機応変に物事をこなしていく

それは本当にあなたが正しいと思う考え方や行動ですか?
しっかり納得できていないとしたら、良心日程って考え直す必要があるでしょう。不釣り合いな関係は、結局破綻を迎えそう。この先の付き合い方やり方には慎重になるべきです。判断ミスをしないように、じっくりと考えなければなりません。今の状況にあせりを感じても急いで動くより時期を見極めることが大事です。

生活状態や人生の浮き沈み。上昇から下降へ、下降から上昇へ。 報われないように思える努力、自分ではどうにもならない流動的な状況のせいで、仕事のやる気をなくし、漂泊する。

逆位置の
キーワード

  • 裏切りが明らかになる
  • 二転三転する状況に決断できない
  • 対人関係が悪化する

判断不能だった時期も終わりが近い

要領よくやってきたつもりが、足元をすくわれて痛い目に遭うことを表しています。適当さが災いしてボ口が出てしまったり、裏切りに遭ったり、対人関係の悪化も予想され、自分の行いか、すべてマイナスとなって跳ね返ってくるような感じです。また、状況に振り回されて、判断不能に陥ってしまう可能性も暗示されています。いずれにしても、ごまかしのない誠実な態度が大切なときです。誰かを出し抜くより、誠意ある対応が幸福を招くということを念頭に行動したいものです。

安定してくる。生き方が堅実になってくる。方向が定まる。 バランスが回復され、プレッシャーは軽くなる。希望と微笑みが戻ってくる。 恋愛において、ハッピーな変化がある。

メモ

時間的変化

 

●正位置
事態は流動的でダッチロールを繰り返す。しかし、決定的にどちらかに傾くまでは 行かない。しかも、状況をコントロールすることはできず、身を任せているほかはない。

 

●逆位置
流動的だった事態が変化し、方向が定まってくる。主体的に行動をとり事態をコ ントロールすることができるようになる。

ペンタクルの3のカードの意味

イメージ

進歩|小さな前進|上達過程|職人技|熟練|完全|継承|名声|光輝|仕事における成功

解説

このアルカナは、専門性、ライフワーク、天職などを意味します。正位置では熟練や卓越を意味し、逆位置は未熟や凡庸を意味します。

 

お金では変えない価値を認められたことを意味する絵柄です。
ものごとを完遂し、自分の人生と仕事の質的改善を成し遂げたい願望を意味します。

正位置の
キーワード

  • 才能が認められ会社などで成功を収める
  • 腕や技に磨きがかかり熟練の域に達する
  • 専門知識を学ぶために学校に通いだす

失敗を恐れず着実に実践的なスキルを身に付けていく

徐々に力が備わってきていることを示すのがこのカードです。実践を通して自分のやるべきことを自覚し、努力すればさらにスキルが磨かれて実力も付いていくことが期待できそうです。また、効率よく学んだり利益を得られることも表します。あなたが興昧のある課題に熱心に取り組めばそれだけの成果が現れるでしょう。目標も高まり先を急ぎたくなりますが、あせらず今の過程を大切に進んでいく心構えが大切です。周囲との協力関係にも配慮しましょう。

自分の才能や能力が、実地応用の段階に入る。
経験を積むことで、専門知識に応用力 がつき、一人前と認められる。
なにかの技能や専門知識を身につけるために、専門の機関に入る。
なにかの目的をもって、熟練技能や専門知識を身につけようと決心する。 暖簾を引き継ぐ。

逆位置の
キーワード

  • 手を抜いて成功しようとする気持ちが芽生える
  • 未熟さを思い知る出来事が起こる
  • 才能がないのではないかと落胆し夢を諦めようとする

もう一段階上を目指す必要があることに気がつけるチャンス

まだまだ一定の結果か、出るところまでには至っていないことを表します。技術不足、経験不足がその原因としてあげられますが、機が熟していないことも大きな要因でしょう。ここでやる気をなくして手を抜くのは禁物です。未完成とは、まだ可能性が残っているということです。目先の利益に走ったり、平凡さに妥協するのは時期尚早でしょう。ここからが頑張りどころであるという気持ちとともに、あきらめない粘り強さを持ちたいところです。

未熟、凡庸、未経験、半人前、才能のなさ、子供っぽさ、弱さ。軽率、だらしない態度、うまくゆかない仕事。
自分の技術や才能がまだ未熟で、世間に適用しないことに気づく。
熟練技能や専門知識を身につけようとするのが、無益に思えてくる。もっと手軽に儲ける方法はないかと夢想する。
自分が誇りに思っていることをけなされる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
修得に時間のかかることや専門的な技能などが認められる機会を得るとき。
あることに個人を超えた大きな意義を見つけ、たとえ個人的利益を犠牲にして一生をかけてもかまわないと思う。

 

●逆位置
長い期聞が必要なことに取り組んでいる最中に、迷いや不安が生まれてくる。 自分の未熟さや凡庸さに気づかされるような経験をする。

ペンタクルの4のカードの意味

イメージ

経済的安定|経営手腕|贈与|所得|執着|私利私欲|物欲|金儲け主義

解説

このアルカナは、安全や安定を求める気持ちを象徴します。
正位置では人物に焦点が当たり、逆位置では背景の町並みに焦点が当たります。
正位置ではなにかを確保し守ることとそれをより強固にすることを意味し、逆位置ではそれが不首尾に終わることや守りの気持ちが強すぎてうまくいかないことを意味します。

 

カードでは、男の背後に描かれているものが彼の財産の象徴です。前に置かれた椅子にすわっていることはその所有者であることを示しています。
両足で金貨をふみしめ、両手でしっかりと金貨をかかえている姿は、彼が用心深く自分とその所有物とこれまで築いてきたものとを守っている姿をあらわしています。

 

 

勝ち得たものをどんなにわずかとはいえ、けっして失いたくない。
自分が勝ち得たものや築き上げてきたものをさらに強固にし、拡大したい。 今は、相手の出方を慎重に見きわめたいというような思いが見えます。

正位置の
キーワード

  • 経済的に安定した生活が待っている
  • 努力は無駄にならず実を結ぶ
  • 苦しかった経済状態が上向きになってくる

経済的な基盤を固め生活水準の向上と維持を目指す

経済的に安定したい、財産を増やしたい、とは誰もが思うことでしょう。度がすぎれば強欲で困った執着心となりますが、ある程度そういう気持ちカずあるからこそ、日々の生活もスムーズに進むのです。そうした経済面中心の生活を守り、維持することを表すのがこのカードの正位置です。商業面だけでなく、生活全般の運営手腕が優れていることも示します。また、何かしら贈り物があるきざしや、経済的なダメージからの回復という意味合いもありますから生活面の安定も見込まれるでしょう。

物欲、ため込み、相続。財産の拡大、成長。ビッグビジネス、勝負ごとにおける勝機。
銀行、金融機関、親会社。仕事、成功、経済的な安定・安全。安全な場所、安全なスペース・環境。すべての努力が実を結ぶこと、無駄にならないこと。

逆位置の
キーワード

  • 強欲さが目立ち人が離れていく
  • 無駄遣いをしてしまう
  • 交渉ごとがうまくいかず失敗する

注意深さが足りず取引が中断される

むやみにお金や物を溜め込もうとしていることを表します。損だけはしたくないという強欲さが表に出て、私利私欲に走ってしまいかねない状態です。物欲の強さや拝金主義的態度は、結局のところ心の不安に由来します。そして、そんな気持ちは物やお金を溜め込むだけでは解消されず、むしろ周囲に無遠慮で自分勝手な印象を与え、ますます寂しい思いをすることになります。お金や物を手放さないことが、必ずしも幸せに結びつくとは限らないことを知るべきでしょう。

取引や交渉の断絶、中止。取引先や友人の離反。年輩者や有力者からの忠告。中断、反対、遅延。チャンスを逃す。
努力とお金のムダ使いに終わってしまう。反対、妨害、頑固な抵抗に遭う。

メモ

時間的変化

 

●正位置
自分の生活基盤を万全なものにしようとする。 エネルギーを物質的な利益や利得の獲得に振り向げる。
注意深く観察し、流れを見きわめようとする。思いがけないビジネス・チャンスが到来し、しかもそれが大きな利益を生みそうなので、あなたはうれしい驚きを感じる。
ビジネスにおいて、新しいパートナーシップを形成することに成功する。

 

●逆位置
自分の利益中心の考え方や行動が周囲の抵抗や反対に遭う。 時流や勝負の読みを誤る。

ペンタクルの5のカードの意味

イメージ

価値観の変化|財政難|借金|散財|貧困|失敗|損失|孤独|慈善

解説

このアルカナは、みじめな境遇を象徴します。
正位置では教会の窓の下を歩いている人物に焦点が当てられ、彼らの絶望的な状況がクローズアップされます。逆位置では教会の窓の光に焦点が当てられ、救済と希望が暗示されます。

 

このカードは、神の恵みを象徴するステンドグラスの窓を外から描いています。これは、神の恵みの及ばないところに自分がいるということを象徴しています。しかも、外は暗い夜で雪が降っています。これは、神の恵みのない心の寒さをあらわします。二人の不具者は、このようなあわれな魂の象徴です。

正位置の
キーワード

  • 恋愛や人間関係においても寂しい気持ちを経験する
  • 気持ちが安定せず日々の生活がままならない
  • 希望をもって生きていく気力を失う

周辺状況の変化により生活水準が低下する懸念がある

経済面での困窮や、大切なものを失ってしまうきざしです。大切なものとは実態のあるもの全般のことなので、お金や物だけではなく場合によっては恋人や自分自身の健康かもしれません。失ってからその大切さに気付いても遅いのです。生活水準の低下は精神面にも当てはまりますから、自分にとって本当に大切なものは何か、そしてそれを失わないようにするにはどうしたらよいかを考える必要があります。もう一度自分の価値観について問い直す姿勢がこのカードからの教訓となるでしょう。

自己不信、自己懐疑、混乱。他人と接することが困難になる。恋愛・ビジネス・結婚生活におげる不幸な状況。不運、災難、損失。プレッシャー。
なんでこんな苦労をしなりればならないのかという思いをするの物質的にも精神的にも、困難な状況に陥る。
何もかもうまく行かず、恋に破れ、人生につかれたと感じる。あなたは望みや希望が虚しいことに気づく。

逆位置の
キーワード

  • 債務超過をして首が回らなくなる
  • 八方塞がりの人間関係にどうにもできない
  • 経済的に困窮し混乱するも人の温かみを知ることができる

周辺状況の変化により生活水準が低下する懸念がある

ペンタクルの5は、逆位置でも経済的な困窮を表します。正位置以上に困難な状況を示すでしょう。経済ダメージとともに精神的ダメージも大きくなりそうですから、十分な警戒が必要です。そこから生まれる混乱によって、さらに状況か.悪化する可能性もあります。ただ、ダメージを受けたら、あとはそこから立ち直るだけと考え、気を取り直して新たなスタートを切るための強い意志があれば、困窮をパネにステップアップできるでしょう。扉を聞くのはあなた自身なのですから。

精神的なものの価値を知る。人類愛、隣人愛、恵みの心、よき人生相談、教会、寺院、希望、救い、援助。
探し求める価値があるのは「主の光」と「救済」だげだと気づく。 人の情けが身にしみる。あなたは、初めて目に見えない世界が存在することを確信し、天上の国を垣間みる。

メモ

時間的変化

 

●正位置
欲しいと思っている人から愛情や好意はこない。別のところから好意や援助を受ける。
望んでいるものを手にいれることができず、別のところからなぐさめを得る。

 

●逆位置
この時期に達成する最大の成果は物質的なことではなく、霊的な目覚めである。夢想にすぎないことはどんなに願っても消滅する。

ペンタクルの6のカードの意味

イメージ

公平|対等|恩人|交渉|チャリテイ|寛大|親切|博愛|慈善|商業|商業の繁栄|成功

解説

このアルカナは成功を意味します。

正位置では成功した商人と二人の物乞いに焦点が当たり、逆位置では背景の町並みに焦点が当てられます。
正位置は成功と成功による副産物や恩恵を意味し、逆位置は成功に執着するあまり、成功といえる調和状態に変化が起きはじめたことを意味します。

 

職業上あるいは社会的地位や立場の復活をなしとげたい。 現在の有利な状況を持続させ、さらに活用したい。という願望が見えます。

正位置の
キーワード

  • 問題はまだ完全に決着していないが満足すべき方向に向かっている
  • 仕事やキャリアを通じて蓄財する
  • 経済的にサポートしてくれる人物が現れる

求めるものも求めらられるものも充実感を得られる

人間関係において優劣が生まれ、いつの間にか主従のような関係ができあかることは少なくありません。本来は対等であるべきものも、そのバランスを保つのはとても難しいことです。ペンタクルの6は、金銭の授受に限らず、物心両面において互いが対等であり、持ちつ持たれつの関係が成り立つことを表しています。助けた側には充足感があり、受けた側も必要以上に恩義を感じる必要がないということです。どちらの立場になっても、相手を思いやれることが大切です。

開始の兆し、成功が確実な企画、キャリア上のチャンス、投資効果、健康に関する決定、支払能力、満足。

逆位置の
キーワード

  • 現在の仕事の成功について何か不安なところがある
  • 先行きが不安でどうしていいかわからなくなる
  • 問題が多くスッキリしない

不平等な関係でギクシャクする

対等性が損なわれ、一方向のやり取りになりやすいことを示します。たとえば一方的にお金を貸すばかりで返してもらえなかったり、頼んでもいないことをされて困惑したり、などということが起こります。そのバランスの悪さはいずれ関係の破綻を招くばかりでなく、さまざまな意味で損失の原因になるでしょう。一度固定された関係は改善しにくいため、どのような立場になっても、バランスを欠いた関係に陥らないように用心することです。

願望、大欲、羨望、利己主義、自己保全、嫉妬、見せかけだけの慈善行為、偽善、見せか砂の親切、援助や協力を当てにする、誤った方向、バランスを崩す。

メモ

時間的変化

 

●正位置
いくつかの事で見通しが立ち、そのどれもが有望そうに見える。全体のバランスが とれてくるのが感じられる。
心にもゆとりが生まれ、寛大で無欲になってくる。

 

●逆位置
これまで保たれていたバランスが崩れ、状況は好ましくない方向へ傾きはじめる。 底の方になにか表面とは異なる動きを感じる。

ペンタクルの7のカードの意味

イメージ

懸念|心配性|慎重な態度|農業|漁業|努力が実らない|おもしろくない現実|発展のきっかけ

解説

正位置では、農夫に焦点が当てられ、逆位置では実った植物に焦点が当てられます。

 

正位置は、節目の状況にれまでの成果を評価し、今後どうするべきかを考える時に来ていることに焦点が当たり、逆位置は、そこからの脱出に焦点が当てられます。

もっと生産的になりたい。もっと多くの収入を得たい。 まったく別の方向へと転身を図りたい。などの願望が見えます。

正位置の
キーワード

  • 望んでいた結果を達成することはできない
  • 願望を達成できるかどうか悲観的になる
  • 不安があってもとにかく1歩踏み出してみる

状況を値踏みして不満な感情が押し寄せてくる

「こんなはずじゃなかった」と思うことは、誰しも一度や二度ではないでしょう。ぺンタクルの7は、そんな現状に不満を抱きながらも、何の手立ても講じないことを表しています。目先の利益にとらわれたり、不満を感じてばかりいると、そのことに執着して規野が狭くなってしまいます。どうしたら今の状況を改善できるかまでは、考えが及ばないでしょう。不満があるなら解決のために一歩踏み出す、それがこのカードが現れたときの鍵になります。

ものごとの進展途中における節目の状況。それはあなたの不満・不安・憂穆の種となっている。
ゴール・人生・抱負・大志を見直す。あなたは、自分を確立することのむずかしさを知る。

逆位置の
キーワード

  • 悩んでばかりいるが悩みは現実にならない
  • 決心がかたまりつつあるが不安も大きい
  • 可能性は0ではない

あるものに満足できずに完璧を求めすぎている

逆位置になっても不満要素は変わらないのが、ぺンタクルの7です。不満から、やることが中途半端になったり、ますます計算違いが生じる可能性を示しています。気持ちに余裕がないので、計画や行動も裏目に出る場合が少なくないでしょう。本来は恵まれた環境にいながらそれに気付かず、ほんの少しの欠けた部分にこだわっているようです。再挑戦してうまくいく可能性も残されていますから、早めの方向転換を図り、新たな道を模索したいものです。

成長、進歩、やっと努力の成果が現れてくる。チャンスがみえてくる。
これまで漠然と意識していたが、明確にイメージを形成することができなかった何かをはっきりと意識化できるようになる。
あなたは慎重に検討して、決心を固めようとする。

メモ

時間的変化

 

●正位置
努力はまだ実を結ばず、自道な努力がつづく。 自分の立場を見直し、いま追求していることが本当にそれだげの価値があるのだろうかと考える。しかし、結局雑念を振り払って専念することに決める。

 

●逆位置
これまでの努力が実を結ぶ兆しが見えてくる。新しい光を見いだす直前の状態にいる。
忍耐と連座の時は終わりを告げる。

ペンタクルの8のカードの意味

イメージ

技術者|技能の向上|錬磨|準備|トレーニング段階|アイデアやプロジェクトの後援|拡大|拡張

解説

正位置は職人見習いの若者に焦点が当てられ、逆位置は遠景の町並みに焦点が当てられます。
正位置では現在はトレーニング段階にあることを意味し、逆位置ではそれがなかなか実を結ばずこの先もまだまだつづくということを意味します。

正位置の
キーワード

  • これまでやってきたことに自信を持てるようになる
  • ゆっくり着実に前進しているが結果が見えずもどかしい気持ちになる
  • 努力の途中

長い目でみる事の大切さ

目標や夢に向かつて努力すること、時聞がかかってもやり続けることの大切さを表すのが、ペンタクルの8です。
なかなか結果が見えず、もどかしい思いをする場合もあるでしょうが、どんなことでも高い技術を身に付けるには時聞が必要ですし、ベテランに教えを請うことも大切です。そして、やはり最後に重要なのは自分自身の頑張りです。孤独な戦いになるかもしれませんが、こだわりを持って取り組むことで充実感が得られることも示しています。

素質や才能の将来性を認められ、期待される。その結果、心の平和を取り戻し迷いが消える。
自分に対する自信、人生における自分の立場や地位に自信を持つ。(しかし、まだ具体的な成果がでたわけでもないし、経済的な報酬を受けたわけでもない。)
小さな成功を収める。

逆位置の
キーワード

  • 忍耐強さが足りず状況に飽きてくる
  • スランプの時こそ精一杯努力が必要
  • 望みや願望ばかり大きくなる

持っている力を出し切らない

長く続けていくこと、同じことの繰り返しに対してマンネリ感がつのり、途中で投げ出したくなってしまうことを表しています。物事力ず徐々におざなりになって遅れだし、無気力になっていく、という感じです。これではせっかく今まで積み上げてきたことも台無しになってしまいます。素質はあるのに能力を出し惜しみして、十分な成果を得られない可能性もあります。こうしたスランプをいかに脱して、次の段階に進むかの課題を突きつけられている面もあるようです。

平凡さ、変化のない単調な生活、マンネリ、虚しさ。才能や技術をずるく使う、盗作、類似品、模作、イミテーション(にせもの)、模造品。
準備ができていないのに、なにかを約束しなければならないような状況に追い込まれる。 人のまねをしたりお金目当ての行動をする。

メモ

時間的変化

 

●正位置
この時期のどこかで、才能や素質などの可能性が人の目に触れる。しかし、まだ可 能性があるというだけの段階なのでそれを本物にする努力がつづく。

●逆位置
自分のもっている可能性が開花しないのではないかという気がしてくる。それを吹き飛ばそうとして誇大妄想的な夢を描いたり、卑劣な手段をとったりする。

ペンタクルの9のカードの意味

イメージ

後ろ盾|玉の輿|出世|収入増加|成果を認められる|ステップアップ

解説

このアルカナは、大望を意味します。
正位置では前景の女性に焦点が当てられ、逆位置では遠景の城への執着に焦点が当てられます。正位置ではあらゆる手段を活用することが成功につながることを意味し、逆位置では手段に不安があったり、手段に溺れたり、卑劣な行動をしたりすることを意味します。

 

願望は自分を売り込み、昇進したい。
新しいパートナシップを形成したい。新しく誰かと手を組みたい、などになります。

正位置の
キーワード

  • 経済的な後ろ盾が見つかる
  • 契約を結ぶことに成功する
  • 大きなチャンスの第一歩

才能が認められステップアップする

素質や才能を見出され、バックアップしてもらえる可能性を示しています。思いもかけない大抜擢や、出世への足カずかりがつかめるかもしれません。それは夢を実現させるチャンスであり、多少ずうずうしくても、ガッチリつかみ取りたいものです。結婚面でも玉の輿のきざしがあります。可能性と魅力あふれる旬の時期が到来し、ゆとりある言動がそれを引き立てます。ただし旬には限りがあります。つかみ取れるかどうかは自分自身にかかってくることです。

仕事に関することなら何にでも幸運がついてくる。 人と協力してゴールに達成するようなことで成功する。人のためになることをして収入を増やす。

逆位置の
キーワード

  • ライバルに負ける
  • 浪費してしまう出来事
  • 謙虚になることでサポートしてもらえる

周りから見れば十分でも自分にとってはあと一歩の状況

力量が足りずに大事な場面で実力を発揮できなかったり、頑張りを認めてもらえなかったりすることを表しています。そのため前評判を落として不信を買ったり、ライバルに出遅れてしまう可能性もあるでしょう。あと一歩というところで約束が無効になったり、つぎ込んだ投資が結果的に浪費となってしまったりという、残念な展開も予想できます。
指導者や周囲の忠告に耳を傾け謙虚な姿勢を心がけることです。現状と自己の能力を冷静に推しはかることが大切です。

お金目当ての行為、打算による結婚、不正な手段、悪事の積み重ねで富を得る。
昔まちがった事が心に引っかかつて、自分が信頼できず、自分の決定が信用できない。また、そうありたいように行動することができない。

メモ

時間的変化

 

●正位置
お金を稼ぐことや仕事のことで頭がいっぱいになり、余裕がなくなる。他のことに は気がまわらなくなる。

 

●逆位置
どんな手段を使ってもよいから、お金や成功が欲しいという気持ちが強まってゆく。

ペンタクルの10のカードの意味

イメージ

大きな富|莫大な富|財産|資産|成功|繁栄|安全|成長|増進|増加|利益

解説

このアルカナは、平和な環境を象徴します。正位置では、家族が集う情景から連想されるよい意味を、逆位置ではそのわずらわしさや単調さが焦点となります。
正位置では、生活や人間関係などの安定と繁栄を楽しむことを意味し、逆位置は惰性におちいったり、焦燥にかられたりする状況を意味します。

 

晩年を迎えた男性が、犬を連れて庭先に座っています。
彼は自分の子どもとその孫たちを眺めています。彼は自分が築き上げてきたものを回想しているのです。財産、地位、名誉、業績など。彼はこれらをすべて手にいれたのです。

 

彼が手にいれた資産や地位などが莫大なものであることを石造りのアーチと生い茂る葡萄の蔦が示しています。
アーチが石造りということは、彼の今日は一歩一歩着実に積み上げて築かれたものだということを示しています。アーチにからみついている蔦は成長の象徴です。

 

植物は自に見えるほどの早い速度で成長するわけではありません。しかし、いつのまにか生い茂り、みごとな花を咲かせます。
蔦はこのように目だたない地道な努力の象徴なのです。

正位置の
キーワード

  • 一連の出来事がその結末を迎えつつある
  • 友だち、家族、家庭に関係することでうまくゆく
  • 家族の支援で恋愛がうまくゆく

努力が実り目標達成できる可能性

今までの努力や準備が実を結び、ますますの完成が見られるきざしです。周囲もその恩恵にあずかれることを示していますから、自分自身の目標達成だけでなく、誰かの成功によってうれしい展開がもたらされる場合もあるでしょう。それがー棺続や継承の意昧合いにもなっています。いずれにしても、そのことで一財産ができ、蓄財も可能になるでしょう。あとはそれをどのように活かすかが鍵です。ただ溜め込んでいるだけでは先の発展につながらないことも忘れずに。

大きな住まい、家柄、血統、家、家庭、家族、住居、友だち、コミュニティー、隠居生活。古い記録、古い写真集。毎日の生活費、家庭の問題。
気がかりなことや問題は取り除かれる。 新しいグループや人間関係が形成きれる途上にある。

逆位置の
キーワード

  • 成り行き任せにしてしまう
  • 財産など築き上げたものの維持が難しくなってくる
  • やってきた事が十分に発揮できない

経済面・仕事面においての理想と現実の違い

ペンタクルの10が逆位置で現れると、達成や完成、蓄財や相続などの規模が小さくなることが、示されます。成功や相続も思ったほどではなく、むしろたいした結果は期待できないかもしれません。相続や継承が不調に終わり、不名誉な結末を迎えてしまったり自分自身の力の限界に落胆するような展開もあるかもしれません。ただしかえってしがらみがなくなってせいせいした、と考えられればそこから新しいスタートを切ることも不可能ではありません。

努力を怠る、日常の雑事に追われる、成りゆきまかせ、宿命、施しを受けるような生活。
浪費、損失。雇主と誤解、ケンカ、口論があるかも知れない。

メモ

時間的変化

 

●正位置
人間関係、日常生活の習慣、家、財産などの保守や維持管理に関係する活動をする。
問題を解決しようとして誰かを呼ぶ。

 

●逆位置
財産や人間関係などの維持において、なにかトラブルが起きる。 維持管理に必要な処置ができない。 成りゆきまかせにして浪費してしまう。